マレーはサービス好調のラオニッチに敗れる「3試合プレーできたのはポジティブなこと」 [ウェスタン&サザン・オープン]

ATPツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(ATP1000/アメリカ・ニューヨーク/8月22~28日/賞金総額467万4780ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアンディ・マレー(イギリス)は2016年ウインブルドン準優勝のミロシュ・ラオニッチ(カナダ)に2-6 2-6で敗れた。

 今大会でのラオニッチは、ここまでプレーした29回のサービスゲームをすべてキープしている。ラオニッチがマレーに勝ったのは2014年3月のインディアンウェルズ(ATP1000/ハードコート)の4回戦以来で、対戦成績はマレーから9勝4敗となった。

 ラオニッチは次のラウンドで、予選勝者のマートン・フチョビッチ(ハンガリー)を6-2 6-1で破って勝ち上がったフィリップ・クライノビッチ(セルビア)と対戦する。

ウェスタン&サザン・オープン2020|PHOTOアルバム

「お粗末だった。いいプレーができなかった。今日はいい日ではなかったよ」とマレーは雨による中断もあった試合のあとにコメントした。

 3度グランドスラム大会を制した実績を持つ元世界ナンバーワンのマレーは、骨盤の故障のため11月から公式戦に出場していなかった。彼は2度目の手術のあと、人工的な金属製の股関節を入れてプレーしている。

「ポジティブなのは、3試合プレーできたってことだ。肉体的に、まあまあうまくやったよ」

 この大会は本来であればオハイオ州シンシナティで開催されるが、新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの中で管理された環境を生み出すために今年は例外的にUSオープンの会場であるUSTAビリー ジーン・キング・ナショナルテニスセンターで行われている。このふたつのハードコートの大会は無観客で行われ、異例のダブルヘッダーを形成している。今季のグランドスラム2大会目となるUSオープンは、8月31日に開幕する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はアンディ・マレー(イギリス)
NEW YORK, NEW YORK - AUGUST 25: Andy Murray of Great Britain walks to the net after losing to Milos Raonic of Canada during the Western & Southern Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on August 25, 2020 in the Queens borough of New York City. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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