今年ふたつ目となるグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月31日~9月13日/ハードコート)の大会9日目は、トップハーフの男女シングルス準々決勝と男女ダブルス準決勝が行われた。

 第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)の失格およびラファエル・ナダル(スペイン)とロジャー・フェデラー(スイス)の不在は、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と勝ち残っている他の選手たち全員にかなりの好機を提供した。彼ら全員が20代で、皆が揃ってグランドスラム初タイトルを目指している。

 誰がよろめき、誰がこの大事な瞬間に力を発揮するのか? 自らのダブルフォールトに苦しめられ、審判の決断に煩わされたズベレフは第27シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)に対する火曜日の準々決勝の出だしで躓いたが、そこから形勢を逆転させて上昇した。

 第1セットを簡単に落として第2セットでも先にブレークを許してセットカウント0-2に限りなく迫ったズベレフは、ターニングポイントとなった時間帯に15ポイント中14本をものにした。そして彼は最終的にチョリッチを1-6 7-6(5) 7-6(5) 6-3で倒し、フラッングメドウでの自己最高をさらに更新する準決勝進出を果たした。

「ノバクのニュースに僕たち全員がショックを受けたよ」とズベレフは明かした。「そして言うまでもなく自分も含めた若い選手たちにとって、それは非常に大きなチャンスであると考えている。しかし僕たちは気を引き締め、自分たちの仕事に集中しなければならない」。

 双方の選手がウィナーよりも多くのアンフォーストエラーを記録し、ズベレフは合計12本のダブルフォールトを犯すなどムラのある試合だった。出だしの自分のプレーについて、「グランドスラム大会の準々決勝にふさわしいレベルではなかった」とズベレフは試合後に認めた。

 世界ランク32位のチョリッチは、「自分のほうが試合の主導権を握っていると感じていた。彼が苦労しており、自分のベストプレーをしていないことは分かっていた」と試合後に語った。

 しかしズベレフは試合が進むにつれアグレッシブになり、セカンドサーブになったときにソフトで遅く打つ代わりに2本ファーストサーブを打つ果敢さを見せたこともあった。この積極性こそが、彼を今年のオーストラリアン・オープンに続くキャリア2度目のグランドスラム準決勝に押し上げる要因となったのだ。

「僕はここで立ち止まりたくない」と身長198cmのズベレフは先を見据えた。

 初のファイナルに向けて23歳のズベレフが次に対戦するのは、ナイトセッションで第12シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を3-6 7-6(5) 7-6(4) 0-6 6-3で破った第20シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)に決まった。

 ジョコビッチが4回戦で誤って線審の喉にボールをぶつけてしまったことで失格になったとき、その恩恵を受けたのはカレーニョ ブスタだった。

 水曜日に行われるボトムハーフの準々決勝は、第2シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が第21シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)と、第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は第10シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)と顔を合わせる。


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