アザレンカが前哨戦から10連勝でセレナとの準決勝へ [USオープン]

今年ふたつ目となるグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月31日~9月13日/ハードコート)の女子シングルス準々決勝で、元世界ランク1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が第16シードのエリース・メルテンス(ベルギー)を6-1 6-0で退け、ベスト4に進出した。試合時間は1時間13分。

 グランドスラムでアザレンカが準々決勝を突破したのは2013年の全米以来で、その戦績は8勝9敗となった。

USオープン2020|トーナメント表

 フラッシングメドウに3年連続13回目の出場となる31歳のアザレンカは、2012年と13年の決勝でいずれもセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)に敗れて準優勝したのがこれまでの最高成績。昨年は1回戦で、同胞のアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に6-3 3-6 4-6で敗れていた。

 前哨戦のウェスタン&サザン・オープン(WTAプレミア5/ハードコート)に参戦していたアザレンカは決勝まで勝ち進み、大坂なおみ(日清食品)が棄権したため2016年シーズン以来となるツアー通算21勝目を挙げていた。

 両者は今回が初対戦。ダブルスでは昨年2度(マイアミ準決勝と全米決勝)対戦し、いずれもサバレンカと組んだメルテンスがアシュリー・バーティ(オーストラリア)とアザレンカのコンビに勝っていた。

 今大会でのアザレンカは、1回戦でバルバラ・ハース(オーストリア)を6-1 6-2で、2回戦で第5シードのサバレンカを6-1 6-3で、3回戦で19歳のイガ・シフィオンテク(ポーランド)を6-4 6-2で、4回戦では第20シードのカロリーナ・ムチョバ(チェコ)を5-7 6-1 6-4で破って8強入りを決めていた。

 アザレンカは準決勝で、第3シードのセレナと対戦する。セレナは準々決勝で、ノーシードから勝ち上がってきたツベタナ・ピロンコバ(ブルガリア)を4-6 6-3 6-2で下しての勝ち上がり。(テニスマガジン)

※写真はビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)
NEW YORK, NEW YORK - SEPTEMBER 09: Victoria Azarenka of Belarus celebrates match point during her Women’s Singles quarter-finals match win against Elise Mertens of Belgium on Day Ten of the 2020 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 9, 2020 in the Queens borough of New York City. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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