Next Gen3代目王者シンネルが過去2度優勝のコールシュライバーを倒して2回戦へ [ジェネラリ・オープン]

ATPツアー公式戦の「ジェネラリ・オープン」(ATP250/オーストリア・キッツビューエル/9月8~13日/賞金総額40万355ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、ヤニク・シンネル(イタリア)が2回の優勝経験を持つベテランのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を6-3 6-2で倒した。

 ふたりはともにUSオープンで初戦敗退を喫しており、今大会にはそれぞれワイルドカード(主催者推薦枠)を得て出場した。

 男子21歳以下のトップ8対決「Next Gen ATPファイナルズ」(イタリア・ミラノ/室内ハードコート)の2019年優勝者である19歳のシンネルはファーストサーブからのポイントの85%を獲得し、昨年のウィーンでもストレートで勝っていたコールシュライバーとの対戦成績を2勝0敗とした。

 キッツビューエル在中で2015年と17年に優勝しているコールシュライバーは、ここ10年連続で大会に出場している。

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 世界ランク44位のシンネルは2回戦で、予選勝者のラスロ・ジェレ(セルビア)と対戦する。ジェレは最終セット0-4ダウンから挽回し、第8シードのアルベルト・ラモス ビノラス(スペイン)に6-1 3-6 7-6(2)で競り勝った。

 また、フェリシアーノ・ロペス(スペイン)が予選勝者のピエール ユーグ・エルベール(フランス)を6-4 6-3で破ったほか、ジョーダン・トンプソン(オーストラリア)がジョン・ミルマン(オーストラリア)を6-3 4-6 7-6(2)で、予選勝者のフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)はフアン イグナシオ・ロンデロ(アルゼンチン)を6-4 6-0で倒し、それぞれ同胞対決を制した。

 予選を勝ち上がってきたマルク アンドレア・ヒュスラー(スイス)は第3セットで先にブレークを許しながら挽回し、ワイルドカードで出場したエミール・ラウスビュオーリ(フィンランド)を3-6 6-4 7-6(2)で振りきった。

 ヒュスラーは次のラウンドで、第1シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)と対戦する。上位4シードは1回戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 そのほかの試合では、予選勝者のヤニック・ハンフマン(ドイツ)とマクミリアン・マルテレル(ドイツ)が2回戦に駒を進めた。

 本来であれば7月に開催される同大会はパンデミックの影響で日程が変更され、2月のマルセイユ以来となるヨーロッパでのATPツアー大会となっている。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はオーストラリアン・オープンでのヤニク・シンネル(イタリア)(Getty Images)

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