上地結衣が大谷桃子との日本人対決の初戦を制す [USオープン:車いすの部]

今年ふたつ目となるグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月31日~9月13日/ハードコート)の車いすの部の女子シングルス1回戦で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)が大谷桃子(株式会社かんぽ生命保険)との日本人対決を6-2 7-6(5)で制し、初戦を突破した。試合時間は1時間24分。

 フラッシングメドウに4年続7度目の出場となる26歳の上地は、これまでにシングルスのタイトルを2度(2014年、17年)獲得。昨年は決勝でディーダ・デ グロート(オランダ)に6-4 1-6 4-6で敗れ、2年連続準優勝に終わっていた。

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 今シーズンの上地は2月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で3年ぶりにチャンピオンの座に返り咲いており、今大会でグランドスラム2冠目を目指している。

 上地は準決勝で、アンヘリカ・ベルナール(コロンビア)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したルーシー・シューカー(イギリス)の勝者と対戦する。

 ジョーダン・ワイリー(イギリス)とのペアで第2シードとしてダブルスにも出場している上地は、初戦でベルナール/ダナ・マシューソン(アメリカ)と対戦する予定になっている。

 今回がグランドスラム初参戦となる25歳の大谷はダブルスにもエントリーしており、シューカーとのコンビで初勝利を目指す。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、シングルスでアルフィー・ヒュウェット(イギリス)とデ グロートがともに2連覇を達成。男子ダブルスではヒュウェット/リードが3連覇、女子ダブルスはデ グロート/アニーク・ファンクォト(オランダ)が制した。(テニスマガジン)

※写真は上地結衣(三井住友銀行)
NEW YORK, NEW YORK - SEPTEMBER 10: Yui Kamiji of Japan in action during her Wheelchair Men's Singles Quarterfinal match against Momoko Ohtani of Japan on Day Eleven of the 2020 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 10, 2020 in the Queens borough of New York City. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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