ティームがメドベージェフをストレートで退け悲願に王手 [USオープン]

今年ふたつ目となるグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月31日~9月13日/ハードコート)の男子シングルス準決勝で、第2シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が第3シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)を6-2 7-6(7) 7-6(5)で退け、グランドスラム2大会連続となる決勝進出を果たした。試合時間は2時間56分。

 グランドスラムでティームが準決勝を突破したのは今年の全豪以来で、その戦績は4勝2敗となった。

USオープン2020|トーナメント表

 フラッシングメドウに7年連続出場となる27歳のティームは、2018年の準々決勝進出がこれまでの最高成績だった。昨年は1回戦で、トーマス・ファビアーノ(イタリア)に4-6 6-3 3-6 2-6で敗れていた。

 今シーズンのティームは2月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の決勝で敗れており、悲願のグランドスラム初制覇を目指している。

 この結果でティームは、メドベージェフとの対戦成績を3勝1敗とした。昨年は8月にモントリオール(ATP1000/ハードコート)の準々決勝で対戦し、メドベージェフが6-3 6-1で勝っていた。

 今大会でのティームは、1回戦をジャウメ・ムナール(スペイン)の途中棄権で勝ち上がり、2回戦でスミト・ナガル(インド)を6-3 6-3 6-2で、3回戦で2014年覇者で第31シードのマリン・チリッチ(クロアチア)を6-2 6-2 3-6 6-3で、4回戦で第15シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)を7-6(4) 6-1 6-1で、準々決勝では第21シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-1 6-2 6-4で破って4強入りを決めていた。

 ティームは決勝で、第5シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。ズベレフは準決勝で、第20シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を3-6 2-6 6-3 6-4 6-3で下しての勝ち上がり。

 昨年の決勝でフルセットの激闘の末にラファエル・ナダル(スペイン)に敗れて準優勝だったメドベージェフは、準決勝まで1セットも落としていなかった。(テニスマガジン)

※写真はドミニク・ティーム(オーストリア)
NEW YORK, NEW YORK - SEPTEMBER 11: Dominic Thiem of Austria celebrates winning match point during his Men's Singles semifinal match against Daniil Medvedev of Russia on Day Twelve of the 2020 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 11, 2020 in the Queens borough of New York City. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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