国枝慎吾が5年ぶりに王座奪還、ヒュウェットに3連覇許さず [USオープン:車いすの部]

今年ふたつ目となるグランドスラム「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月31日~9月13日/ハードコート)の車いすの部の男子シングルス決勝で、第1シードの国枝慎吾(ユニクロ)がアルフィー・ヒュウェット(イギリス)に6-3 3-6 7-6(3)で競り勝ち、5年ぶりにチャンピオンの座を奪回した。試合時間は2時間54分。

 国枝がグランドスラムのシングルスでタイトルを獲得したのは、今年のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)続き通算24回目(全豪10回、全仏7回、全米7回)となる。

車いすテニス2020|PHOTOアルバム

 フラッシングメドウに4年連続12回目の出場となった36歳の国枝は、これまでにシングルスのタイトルを6度(2007年、09年~11年、14年~15年)獲得。昨年は1回戦で、ヒュウェットに3-6 6-7(2)で敗れていた。

 この結果で国枝は、ヒュウェットとの対戦成績を11勝8敗とした。全米では2017年から4年連続で対戦したが、初勝利を挙げた。

 今大会での国枝は、1回戦でニコラ・パイファー(フランス)を6-3 6-2で、準決勝ではヨアキム・ジェラード(ベルギー)を4-6 6-1 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 ヒュウェットは前日にゴードン・リード(イギリス)とのコンビで臨んだダブルスで大会4連覇を遂げており、3年連続となる単複2冠を目指していた。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。

 昨年の大会は、シングルスでヒュウェットとディーダ・デ グロート(オランダ)がともに2連覇を達成。男子ダブルスではヒュウェット/リードが3連覇、女子ダブルスはデ グロート/アニーク・ファンクォト(オランダ)が制した。(テニスマガジン)

※写真は車いすの部の男子シングルスで優勝を果たした国枝慎吾(ユニクロ)
NEW YORK, NEW YORK - SEPTEMBER 13: Shingo Kunieda of Japan celebrates with the trophy after winning his Wheelchair Men's Singles final match against Alfie Hewett of Great Britain on Day Fourteen of the 2020 US Open at the USTA Billie Jean King National Tennis Center on September 13, 2020 in the Queens borough of New York City. (Photo by Matthew Stockman/Getty Images)

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