アザレンカが全豪女王ケニンに完封勝利、ベスト16が出揃う [イタリア国際]

WTAツアー公式戦の「BNLイタリア国際」(WTAプレミア5/イタリア・ローマ/9月14~21日/賞金総額169万2169ユーロ/クレーコート)の女子シングルス2回戦で、USオープンで準優勝したばかりのビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)が印象的な疾走を見せてオーストラリアン・オープン優勝者のソフィア・ケニン(アメリカ)を6-0 6-0で圧倒した。

 アンフォーストエラーをわずか4本に抑えたアザレンカに対し、第3シードのケニンは22本のミス積み重ねた。彼女は最初のマッチポイントでダブルフォールトを犯し、1ゲームも奪えないまま試合に終止符が打たれた。

 アザレンカは次のラウンドで、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)を6-2 6-3で破って勝ち上がった予選勝者のダリア・カサキナ(ロシア)と対戦する。

BNLイタリア国際2020|PHOTOアルバム

 また第9シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)は24本のダブルフォールト(ムグルッサが9本、ガウフは15本)を含めて非常にミスの多かったこの試合で、16歳のコリ・ガウフ(アメリカ)を7-6(3) 3-6 6-3で振りきった。ガウフがツアーレベルのクレーコート大会でプレーしたのは、今回が初めてだった。

 グランドスラム大会優勝歴2回のスベトラーナ・クズネツォワ(ロシア)は第14シードのアネット・コンタベイト(エストニア)に1セットダウンから4-6 7-5 6-3で挽回勝ちをおさめ、次のラウンドで2017年と18年に2連覇した実績を持つ第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦することになった。

 この日初戦をプレーしたシード勢は、第7シードのジョハナ・コンタ(イギリス)が予選勝者のイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)を6-0 6-4で下して3回戦に駒を進めたが、第5シードのキキ・バーテンズ(オランダ)と第8シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)は敗れた。

 ユリア・プティンセバ(カザフスタン)がマルティッチに6-3 6-7(2) 6-4で競り勝ち、ポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)はバーテンズを6-4 6-4で倒してそれぞれシードダウンを演じた。

 そのほかの試合では、昨年のフレンチ・オープン準優勝者で第12シードのマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)が予選勝者のアランチャ・ラス(オランダ)を6-3 6-3で退け、ベスト16が出揃った(C)AP(テニスマガジン)

※写真はビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ/右)とソフィア・ケニン(アメリカ)
ROME, ITALY - SEPTEMBER 17: Victoria Azarenka of Belarus and Sofia Kenin of The United States interact at the net after their round two match during day four of the Internazionali BNL d'Italia at Foro Italico on September 17, 2020 in Rome, Italy. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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