「やすおのテニス世界紀行」〜いまやらなくてはならないこととは。〜

こんにちは!
今日は9月23日「テニスの日」ですね!
皆さんはテニス楽しみましたか?(^○^)
さて、僕はいま坂詰姫野(橋本総業ホールディングス/Team YUKA/プロ)の帯同で、ポルトガルの第2の首都「ポルト」に来ています!

女子プロのマッチ練習会

 少し前になりますが、9月14日、15日に群馬県高崎市に新しくできた「清水善造メモリアルコート」で約20名のプロと国内トップジュニアが集まり練習試合が行われました。ベテランから14歳まで幅広い年代が集まりました。

20面のハードコート

 20面ものハードコートがある施設は関東圏でも珍しく、質も国内には少ない遅くて跳ねるコートでとなっていました。立地的には車がないと不便ですが、海外のアカデミーもほとんどが車でなければいけないところにある為、質や面数を考えると好条件だと思います。

国内でレベルアップできる環境を作っていけるかが『鍵』

 今回は国内ランキング10位のプロから14歳のトップジュニアまでが合同に練習試合を行いましたが、まずはこのような機会を増やしていく必要があるなと改めて思いました。また、国内を練習拠点としているプロ選手たちにとっても、他のプロ選手たちと練習やトレーニングを行うことでモチベーションの向上や情報交換などが行えます。海外のアカデミーでは複数の選手が在籍していることが多く、常に高いレベルで練習やトレーニング、あらゆる国のスタイルを感じることができます。

観客も入れられるセンターコート。

プロはプロの『空気』を、ジュニアは自分を表現する『精神(こころ)』を

『立場が人を変える』

 この言葉通り、見られる立場になれば自ずと立ち振る舞いが変わります。つまりは、いかにそのような場所に身を置けるかということです。プロはプロとして周りに夢や勇気を与えていかなくてはなりません。その意識を「いつ持つことができるか」です。
 そして、今回残念だったのはジュニアの選手たちの「謙虚な姿勢」です。大人しくて良い子が多いなという印象でした。プレーをしているのは自分だという自覚と表現をしているジュニアは見られませんでした。これはジュニアたちが悪いのではなく、その環境に問題があると思いました。どんな人間も「未知」は怖いものです。ましてや自分よりも上の立場に対してはより一層その気持ちは増すでしょう。だからこそもっと身近にプロと接することができ、早い年齢でプロツアーを意識させることが必要なのです。当たり前になればもっと若い才能を引き出してあげることができると思います。

コーチたちのコミュニケーションの場

 成長していかなくてはならないのは選手たちだけではありません。コーチ自身も世界のテニスに順応していかなくてはなりません。そのためには、もっとコーチの情報共有、つまりは「コミュニケーション」が必要だと僕は思います。今回会場で数名のコーチと話しをさせていただきました。色んなアイデアを持っている方々はたくさんいます。でも個人ではどうにもできないことの方が多いのも事実。だからこそ、このような機会を増やし国内から世界に通じるコーチの育成を行なっていくことが、いまの日本のテニス界に必要なことではないでしょうか。

海外のように後ろが広く、跳ねるコート。

カフェも併設されている管理棟。

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