チチパスが4強入り、次はクレー巧者ガリン [ハンブルク・オープン]

ATPツアー公式戦の「ハンブルク・ヨーロピアン・オープン」(ATP500/ドイツ・ハンブルク/9月21~27日/賞金総額120万3960ユーロ/クレーコート)の男子シングルス準々決勝で、第2シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)がドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)を7-6(5) 6-2で下し、16ヵ月ぶりにクレーコートでベスト4に進出した。

 第1セットのタイブレークで3-5と劣勢に立たされていた世界ランク6位のチチパスはそこから4ポイントを連取し、その勢いに乗って第2セットの出だしからラヨビッチのサービスゲームを3度連続でブレークした。

ハンブルク・ヨーロピアン・オープン2020|PHOTOアルバム

 チチパスは次のラウンドで、クレーコートのスペシャリストと対決することになった。クリスチャン・ガリン(チリ)は2月にコルドバとリオデジャネイロを制しており、今季すでにクレーコートの大会で2勝を挙げている。

 しかしながらガリンはこの日の準々決勝で、1セットダウンから巻き返さなければならなかった。彼は第1セットを落としたものの奮起して第2セットの最初のゲームでブレークを果たすと、ラッキールーザーで本戦入りしたアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)を3-6 6-4 6-4で倒した。

 もうひとつの準決勝は、第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)とキャスパー・ルード(ノルウェー)という顔合わせになった。

 ルブレフが第4シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を6-2 7-5で、ルードはユーゴ・アンベール(フランス)を7-5 3-6 6-1で倒した。

 ルードがツアーで準々決勝に進出したのは今季4度目だったがすべてクレーコートでのことで、彼はそのすべてに勝利した。過去3度のケースではブエノスアイレスで優勝、サンティアゴ決勝で敗退、前週のローマでは準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真は1回戦でのステファノス・チチパス(ギリシャ)(Getty Images)

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