前年準優勝ボンドルソバが初戦敗退「彼女が私より上だった」 [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の本戦2日目は、男女シングルス1回戦が行われた。
 
 1年前に19歳で世界ランク38位だったマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)は、フレンチ・オープンで1勝2敗という成績を手にここにやってきた。そして彼女は自己初のグランドスラム大会決勝まで勝ち進み――彼女はそれまでどのグランドスラム大会でも4回戦を超えたことはなかった――アシュリー・バーティ(オーストラリア)に対する決勝で敗れる前に、「これはここまでの私の人生で最高の週」と話していた。

 しかし今回のパリでは、前回と同じようにはいかなかった。第15シードだった彼女は、わずか63分で19歳のイガ・シフィオンテク(ポーランド)に1-6 2-6で敗れた。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 試合後にボンドルソバは敗因について、「彼女はただ、私より上だった」とシンプルに説明した。

 これ以前に前年のフレンチ・オープン準優勝者が初戦敗退を喫したのは、ディナラ・サフィーナ(ロシア)が日本の伊達公子(当時クルム伊達)に敗れた2010年のことだ。

 ウィナー数で23対7と上回ったシフィオンテクは、自分で定めた目標を達成できてうれしいと語った。その目標とは、集中して一貫性のあるプレーをすることだった。

「それは決して簡単なことではないの」とシフィオンテクはコメントした。「特にクレーコートでのプレーが大好きなマルケタのような選手に対しては、決して簡単なことじゃないわ」。

 シフィオンテクは次のラウンドで、予選勝者のバルバラ・ハース(オーストリア)を6-3 7-6(1)で破って勝ち上がったシェイ・スーウェイ(台湾)と対戦する。(APライター◎ハワード・フェンドリック&ジョン・レスター/構成◎テニスマガジン)

※写真はマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)
PARIS, FRANCE - SEPTEMBER 28: Marketa Vondrousova of Czech Republic plays a forehand during her Women's Singles first round match against Iga Swiatek of Poland on day two of the 2020 French Open at Roland Garros on September 28, 2020 in Paris, France. (Photo by Shaun Botterill/Getty Images)

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