ダブルフォールト19本、16歳ガウフのロラン・ギャロス本戦デビューは2回戦終了 [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の本戦4日目は、男女シングルス2回戦と男女ダブルス1回戦が行われた。
 
 コリ・ガウフ(アメリカ)のフレンチ・オープン本戦デビューは、2回戦で終わった。彼女は19本のダブルフォールトを犯し、予選から勝ち上がってきた世界ランク159位のマルチナ・トレビザン(イタリア)に6-4 2-6 5-7で敗れたのである。2時間11分かかったその試合の最後のゲームで、ガウフは2度ダブルフォールトした。

 今回でグランドスラム大会4大会すべての本戦でプレーした16歳のガウフは、他の3大会では最低でも3回戦に進出したことがある。

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 26歳のトレビザンにとっては、最後までプレーしたグランドスラム大会の試合における最初の勝利だった。彼女は初のグランドスラム大会だった今年のオーストラリアン・オープンで初戦負けし、それから今大会の初戦で対戦相手のカミラ・ジョルジ(イタリア)が故障のため第2セットの途中で棄権するという形で2回戦進出を決めていた。

 ガウフに対してトレビザンはポイント間にイタリア語で「イエス」「レッツゴー」に当たる言葉を叫び続け、試合が終わったときには甲高い喜びの声を挙げた。

「本当にうれしいわ。でも今夜起こったことに本当の意味で気付くには、もっと時間が必要なんだと思う」とトレビザンは語った。

「ここに来るため、ロラン・ギャロスの3回戦に至るために毎日練習を積んできた。この成績に至るのは簡単じゃないけど、毎朝目覚めて自分の夢を考えていたわ。そして今、私の夢のひとつが実現したのよ」

 この試合に臨む心構えについて、「ガウフが世界最高の若手だということは皆が知ってる。今日重要だったのは、自分がココ・ガウフとプレーしなければならないのだと考えずにコートにやって来たことだった」と彼女は明かした。

「私は相手を見るためではなく、自分のテニスをするためにコートにやって来た。それがこの試合の鍵だったと思う。私はココが自分よりもランキングが高いとか、そういうことを考えずにすべてのポイントをプレーしたの」

 トレビザンは次のラウンドで、予選勝者のカミラ・ラヒモワ(ロシア)を7-6(0) 6-2で破って勝ち上がった第20シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はコリ・ガウフ(アメリカ)
PARIS, FRANCE - SEPTEMBER 30: Cori Gauff of The United States of America reacts during her Women's Singles second round match against Martina Trevisan of Italy on day four of the 2020 French Open at Roland Garros on September 30, 2020 in Paris, France. (Photo by Clive Brunskill/Getty Images)

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