2018-04-10

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ソフトテニスの強豪中学校がアスリート体操を取り入れてくれました!

 こんにちは、フェローズスポーツの古川です。

 先月、都内にある清明学園中学校ソフトテニス部の部活へ出張レッスンに行きました。〈テニスアスリート体操〉に興味を持ってくれ、連絡をくれたのです!

 私は硬式テニスのコーチですが、顧問の高橋茂先生は、それをわかった上で依頼してくれました。高橋先生はソフトテニスの全日本U-17男子コーチでもあります。

 昨年11月23日に、テニマガ・テニス部「ダブルスピン打法〜慣性力はこう使え〜」というテーマのイベント(テニマガでは部活と呼んでいます)をフェローズで行いました。

 そのときのレポート記事がテニスマガジンに掲載され、高橋先生はそれをご覧になって、「これだ!」と感じてくださったそうです。

 テニマガ・テニス部と同じ内容で子供たちを指導することになりました。そのときの様子を簡単に説明しますと…

最初の解説(テニスの骨盤力について)から子供たちがものすごく食いついてくれました!

 まず、技能上達工房「上達屋」がつくった映像を使って講義をしました。

 カラダの仕組みを解説して、それから、上達屋代表の手塚一志先生が考案した〈テニスアスリート体操〉(全10種目)を順番に行い、そのあとで我々フェローズのコーチが、アスリート体操を活かした「ダブルスピン打法」を引き出すレッスンを行いました。

「ダブルスピン打法」とは……多くのスポーツのパフォーマンスは「ダブルスピン」(1st-スピン×2nd-スピン)という共通原理で成り立っていると考えます。カラダの内に存在することになる2ヵ所の回転軸、脊柱と上腕部(利き腕)とがそれぞれの回転運動を連鎖させながら掛け合わすことで、その末端部にある指先やラケット、足先をらせん状に加速させる運動方式が、ヒトが運動を起こすときの仕組みです。これらは骨盤操作によって始まり、ボディスピンの速度が上がると回転体スポーツに必要な“芯・キレ・ムチ”を引き出すことができます。(解説◎上達屋)

 確実に言えることは、「ダブルスピン打法」だけを切り取って練習しても、あまり効果的ではないということです。大切なことは、アスリート体操をやり込んだあとで、ラケットを持って打法の練習をしてこそ、初めて効果が現れます。

 アスリート体操とは、理に適ったカラダの操り方を身につける体操で(“芯・キレ・ムチ”を引き出すことができます)、年齢、性別、レベル、そしてスポーツ種目を問わず、それをすることでカラダにいい影響があることがわかっています。

 だからこそ今回、ソフトテニスでのレッスンが成り立ったのです!

 ソフトテニス部の子供たちは、みんな目をキラキラさせて参加してくれました。

テニスアスリート体操 清明中×フェローズスポーツ

youtu.be

 フェローズの根本コーチが「ダブルスピン打法」のデモンストレーションを行った際に、硬式テニスのラケットとボール、それからソフトテニスのラケットとボールも使って打って見せたのですが、硬式テニスとソフトテニスで、何ら打法に変わりがないことを証明して見せたと思います。

テニスアスリート体操 清明中×フェローズスポーツ02

youtu.be

 硬式テニスの世界では今、コンパクトなテークバックが当たり前になっていて、それなのにダイナミックなスイングと圧倒的なパワーになることに、子供たちは相当驚いたようでした。

 そういう時間はとても新鮮で、楽しかったです!

 それから今回、私がもっとも驚かされたことは、そこに着眼して行動を起こした顧問の高橋先生の存在です。同じラケットスポーツとはいえ、やはり我々は硬式テニスが専門。でも、それを取っ払って本質を見抜き、つかもうとして、いち早く行動した高橋先生には尊敬の思い以外ありません。この出会いに感謝いたします。

およそ3時間の練習の間、高橋先生が要点をホワイトボードに書き出し、それを子供たちが確認しながら練習していきました。終了後には写真を撮って記録。普段からよい部活を行っている様子が伺えます。

デモンストレーションは根本コーチが担当。実は根本コーチはソフトテニスの経験者です。今回、両競技を行って、打法に変わりはない!と体感したと言います。この写真はソフトテニスのラケットとボールでサービスを打っています。これを見た子供たちは…どうやって打つの?と目を丸くしていました。

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