地元ドイツのズベレフがケルンで2週連続優勝 [bett1HULKS選手権]

写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)

ATPツアー公式戦の「bett1HULKS選手権」(ATP250/ドイツ・ケルン/10月19~25日/賞金総額32万5610ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第2シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-2 6-1で下し、母国ドイツで4度目のツアー優勝を果たした。

 23歳のズベレフがATPツアーでタイトルを獲得したのは、前週に同会場で開催された大会に続いてキャリア13回目となる。

 この結果でズベレフは、シュワルツマンとの対戦成績を2勝2敗のタイに追いついた。昨年は9月にUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)の4回戦で対戦し、シュワルツマンが3-6 6-2 6-4 6-3で勝っていた。

 2020年シーズンのズベレフは1月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)で初のグランドスラム4強入りを果たし、先のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)では死闘の末にドミニク・ティーム(オーストリア)に敗れたが準優勝を飾っていた。

 今大会でのズベレフは、初戦となった2回戦でジョン・ミルマン(オーストラリア)を6-0 3-6 6-3で、準々決勝で第8シードのアドリアン・マナリノ(フランス)を6-4 6-7(5) 6-4で、準決勝ではワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した19歳のヤニク・シンネル(イタリア)を7-6(3) 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 28歳のシュワルツマンは先のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で初のグランドスラム4強入りを果たし、トップ10入りしてから初めての大会出場でツアー通算4勝目を目指していた。

 これに先立ち行われたダブルス決勝ではレイブン・クラーセン(南アフリカ)/マクラクラン勉(イカイ)がフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)で2連覇を達成した第3シードのケビン・クラウィーツ/アンドレアス・ミース(ともにドイツ)を6-2 6-4で倒し、初コンビで栄冠に輝いた。

男子ダブルス優勝のレイブン・クラーセン(南アフリカ/右)とマクラクラン勉(イカイ)(Getty Images)
男子ダブルス優勝のレイブン・クラーセン(南アフリカ/右)とマクラクラン勉(イカイ)(Getty Images)

 この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックのため特にアジアで多くの大会がキャンセルとなった中で今年のみ開催の大会としてATPツアーの暫定カレンダーに組み込まれ、市の主催で2週連続で開催される2大会目だった。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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