横山正吾トレーナー×清水悠太プロ「#StayHomeのあとは徐々に動き始めよう!」チューブトレーニング編【記事&動画】

しばらくコートから離れていてテニスができなかったという方、トレーニングもできなかったという方も多いと思います。そのような状況の中、いきなりコートに戻ってテニスを始めてしまうと、ケガのリスクが高くなる場合があります。また柔軟性が低くなっていたり、筋力や持久力も落ちていたりと、さまざまな身体の変化が考えられます。

 コートの練習に戻ったときに、いきなり全面を動くのではなく、半面のラリーからスタートをして、徐々に全面の動きに戻していく、そういう工夫をみなさんはされるのではないでしょうか。同様に、動きのトレーニングにおいても、まずは狭い範囲のフットワークからスタートして徐々に動ける範囲を広げていき、最終的に広範囲で動けるようにしていきます。

 今回の〈チューブトレーニング編〉は、このあと続く〈メディシンボールトレーニング編〉の前段階のトレーニングです。チューブを用いたトレーニングによって、筋出力を高めていきます。デモンストレーションは、普段からこれらのトレーニングを行っている清水悠太プロです。動画再生時間 10分21秒。(テニスマガジン2020年9月号掲載) 




指導◎横山正吾

よこやま・しょうご◎1983年7月25日生まれ。学生時代にデビスカップ日本代表チームの強化合宿の見学に行ったのをきっかけに、卒業後はチームのアシスタントトレーナーを務める。選手の遠征への同行やテニスラボ、実業団や大学、高校でのトレーニング指導を担当するようになり、現在に至る。遠征同行は日比野菜緒、加藤未唯、指導先はテニスラボ、伊予銀行テニス部、島津製作所テニスチーム、神戸学院大学テニス部、大商学園高校女子テニス部など。日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー。日本オリンピック委員会強化スタッフ

モデル◎清水悠太プロ

しみず・ゆうた◎1999年6月9日生まれ。滋賀県出身。三菱電機所属。163cm、62kg。西宮甲英高校卒。2018年4月プロ転向。ATPランキング自己最高はシングルス313位(2020年3月2日付)、最新シングルスは315位(2020年3月16日付)、ダブルス最高は370位(2018年12月3日付)。下部ツアーのITFフューチャーズで単7勝(2018年1月中国、6月グアム、9月オーストラリア、2019年6月韓国、中国、2020年1月香港、2月カザフスタン)。2019年全日本選手権準優勝。ジュニア時代は2017年全日本ジュニア18歳以下単複優勝、同年大阪市長杯世界スーパージュニア単優勝、同年USオープン・ジュニア男子ダブルス準優勝(/堀江亨)など

写真◎石井愛子 取材協力◎ブルボンビーンズドーム


柔軟性を改善する
ストレッチから始めよう

トレーニング1|チューブの前に、
まずはタオルを持って頭の上へ
左右にひねる

 チューブトレーニングに入る前に、まずはタオルを使って柔軟性を高めるようにします。両手でタオルを持ち、スタンスは肩幅くらいで固定。両腕を頭の上に掲げて、肘が曲がらないように伸ばしてください。そこから左右交互に上半身をひねります。イメージするなら、下半身から雑巾を絞るように。息を吐きながら3秒かけてひねります。左右交互に合計6回行います。



トレーニング2|タオルを持って
頭の上へ横に傾ける

 トレーニング1の応用で、横に傾けていきます。大きく息を吐きながら脇腹をストレッチ。息を吐きながら3秒かけて傾けます。左右交互に合計6回行います。



トレーニング3|タオルを持って胸の前へ
左右にひねる

 トレーニング1の応用で、両腕を胸の前に伸ばします。スタンスは肩幅くらいで固定し、股関節を曲げ、「基本姿勢」をつくります。その姿勢のまま左右交互に上半身をひねります。息を吐きながら合計20回行います。





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