ダブルス世界45位ダニエルが獲得賞金の10%以上を寄付すると発表

写真は昨年のオークランドの大会でのマーカス・ダニエル(ニュージーランド)(Getty Images)

男子ダブルス世界ランク45位のマーカス・ダニエル(ニュージーランド)が2020年11月30日に創設した非営利団体「High Impact Athletes(HIA)」の公式サイトを通し、年間獲得賞金額の10%以上を生涯に渡って効果的な慈善団体に寄付すると発表した。

 2021年からATP選手評議会の役員に初めて選ばれた31歳のダニエルは、この決断に至った理由について8つの根拠をサイト内で明かした。彼は第一世界(民主的で高い技術と生活水準を持つ国々)に生まれたこと自体が特権であると考えており、自分の収入のごく一部を自分より遥かに多くを必要としている人々に寄付するのは理にかなっていると述べた。

 彼はまた自分が前向きな例を示すことでアスリートや一般の人々が自分に合った方法で参加してくれることを願っていると同時に、自分の決意を表明することで責任感を強く持つことができると語った。

 収入の10%を寄付することを「まったく怖くない」と言ったダニエルはその理由について、「私は幸せになるために高級車や高価な時計、バリスタが淹れてくれたコーヒーを毎日飲む必要はありません。その10%を寄付しても私の幸せは減りませんが、何千人もの人々の生活がずっとよくなるのです」と説明した。

「私は自分の仕事で成功するたび、それが最終的に誰かの命を救ったり人生を変えることになることを知ってとてもうれしく思っています」

 HIAの活動にはステファノス・チチパス(ギリシャ)やヤン レナード・ストルフ(ドイツ)など多くのテニス選手が参加しており、ダニエルの2021年の目標は年末までに100万ドル以上を寄付することであると男子プロテニス協会(ATP)は公式サイトで伝えている。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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