観客女性に罵倒されるも笑顔で受け流したナダル「ポジティブな夜だった」 [オーストラリアン・オープン]

写真はスタンドの騒ぎに苦笑いを浮かべるラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)

今年最初のグランドスラム大会となる「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦2月8~21日/ハードコート)の大会4日目は、男女シングルス2回戦と男女ダブルス1回戦が行われた。

 ロッド・レーバー・アリーナのナイトセッション最終試合で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)は観客からの野次を軽く受け流し、大会前に煩わされていた背中の痛みの徴候も見せずに予選から勝ち上がってきた世界ランク177位のマイケル・モー(アメリカ)を6-1 6-4 6-2で退けた。

 第2セット5-4でサービング・フォー・ザ・セットを迎えていたナダルがサービスの準備をしているときにひとりの女性が叫び声を上げ、中指を立てて侮辱するようなジェスチャーをして見せた。30-0の場面で彼女はまた叫び、スタジアムの警備員がスタンドの外に連れ出さなければならなくなった。他の観客たちがその女性にブーイングをし始める中、ナダルは苦笑いしてした。

 その短い中断のあとに彼は2本のサービスエースを決め、何の問題もなくそのセットを締めくくった。最終的に1時間47分で試合を終わらせたナダルは、「ポジティブな夜だった」と語った。ひとつの奇妙な出来事を除いては…。

 あの手に負えない観客のことを知っているのかと聞かれたナダルは知らないと答え、「正直なところ、知りたくもないよ」と続けた。

 ナダルは次のラウンドで、予選勝者のロマン・サフィウリン(ロシア)を3-6 7-5 6-3 7-6(3)で破って勝ち上がったキャメロン・ノリー(イギリス)と対戦する。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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