上地結衣は惜敗でタイトル防衛ならず、デ グロートが単複2冠 [オーストラリアン・オープン車いすの部]

写真は車いすの部の女子シングルスで2年ぶり3度目の優勝を果たしたディーダ・デ グロート(オランダ/左)と準優勝の上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)

今年最初のグランドスラム大会となる「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦2月8~21日/ハードコート)の車いすの部の女子シングルス決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)は第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)に3-6 7-6(4) 6-7(4-10)で敗れ、デ グロートが2年ぶり3度目の栄冠に輝いた。試合時間は2時間20分。

 24歳のデ グロートがグランドスラム大会のシングルスでタイトルを獲得したのは、2020年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)以来で通算9度目となる。デ グロートはアニーク・ファンクォト(オランダ)とのペアで第1シードとして出場していたダブルスも制しており、単複2冠を達成した。

 全豪に8年連続出場となった26歳の上地は、3度目の決勝進出を果たした2017年に初タイトルを獲得。昨年は決勝でファンクォトを6-2 6-2で下し、3年ぶりに女王の座を奪還していた。

 この結果でデ グロートは、上地との対戦成績を19勝15敗とした。両者はメルボルンで開催された前哨戦(ともにITF3シリーズ/ハードコート)の決勝で2度対戦し、ビクトリア車いす選手権はデ グロートが6-1 7-5で、メルボルン車いす選手権では上地が6-1 6-4で勝っていた。

 今大会でのデ グロートは、1回戦でアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-0 3-6 6-4で、準決勝では日本の大谷桃子(株式会社かんぽ生命保険)を6-2 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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