ジョコビッチが世界1位在位期間でフェデラーに並ぶ310週に到達
月曜日更新されたATPランキングでジョコビッチの世界ナンバーワン在位期間が310週に到達し、フェデラーが保持していたATP(男子プロテニス協会)の記録に並んだのだ。そして来週に何が起ころうと、ジョコビッチが3月8日にフェデラーの記録を破ることが決まっている。2人に続くのは、286週のピート・サンプラス(アメリカ)となっている。
ジョコビッチは2週間前のオーストラリアン・オープン決勝でダニール・メドベージェフ(ロシア)を倒し、18回目のグランドスラム制覇を果たした。彼よりも多く勝っているのは、優勝回数20回のフェデラーとナダルだけだ。
世界1位在位期間で新記録樹立が確定したことについて聞かれたジョコビッチは、「ホッとしているよ。これで僕は主にグランドスラム大会に気持ちを集中させることができることになるからね」と話していた。
「世界1位を目指すにはシーズンを通してプレーする必要があり、そこでいい結果を残さなければならない。僕のゴールは調整され、少しシフトしていくことになるだろう」
この月曜日に更新されたランキングでは、トップ10に変化はなかった。
しかしもし世界3位のメドベージェフが今週開催されるオランダ・ロッテルダムの室内ハードコート大会で決勝に至れば、彼はナダルを追い抜いてキャリア最高の2位に浮上することになる。ナダル、ジョコビッチ、フェデラー、アンディ・マレー(イギリス)以外でその座に就いたのは、フェデラーに次いで2位だった2005年7月のレイトン・ヒューイット(オーストラリア)が最後になっている。
今回の更新で大きく飛躍したのは、ツアー初優勝を果たした2人の若者だった。シンガポールで優勝した21歳のアレクセイ・ポプリン(オーストラリア)が階段を32段上がって82位に浮上し、コルドバ・オープンを制した19歳のフアン マヌエル・セルンドロ(アルゼンチン)は154段上昇して181位に至った。
セルンドロにとってこれは、ATPツアーの本戦で初めてプレーした大会だった。ツアー本戦デビューの選手が優勝したのは、2004年5月のカサブランカでのサンティアゴ・ベンチュラ(スペイン)以来の快挙だった。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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