ジョコビッチが「ダブルグランドスラム」の偉業を達成、チチパスの悲願は『ビッグ3』に阻まれる [フレンチ・オープン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月30日~6月13日/クレーコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が2セットダウンから挽回して第5シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)を6-7(6) 2-6 6-3 6-2 6-4で倒してチャンピオンに輝いた。試合時間は4時間11分。

 ジョコビッチがグランドスラム大会でタイトルを獲得したのは今年2月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に続いて通算19回目(全豪9回、全仏2回、ウインブルドン5回、全米3回)となり、男子の最多記録を持つラファエル・ナダル(スペイン)とロジャー・フェデラー(スイス)の「20」にまた一歩近づいた。

 ロラン・ギャロスに17年連続出場となった34歳のジョコビッチは、2016年の決勝でアンディ・マレー(イギリス)に勝って生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つのグランドスラムのすべてを制すること)を達成。秋に開催された昨年の大会では決勝に進出したが、ナダルに0-6 2-6 5-7で敗れて準優勝に終わっていた。

 2度目の全仏制覇を果たしたことにより、ジョコビッチは「ダブルグランドスラム」(四大大会2回以上制覇)の偉業を成し遂げた。

 この結果でジョコビッチは、チチパスとの対戦成績を6勝2敗とした。全仏では昨年の準決勝で顔を合わせ、ジョコビッチが6-3 6-2 5-7 4-6 6-1で勝っていた。

 今大会でのジョコビッチは1回戦でテニス・サングレン(アメリカ)を6-2 6-4 6-2で、2回戦でパブロ・クエバス(ウルグアイ)を6-3 6-2 6-4で、3回戦でリカルダス・ベランキス(リトアニア)を6-1 6-4 6-1で下し、4回戦は6-7(7) 6-7(2) 6-1 6-0 4-0となった時点で19歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)が棄権したため勝ち上がり、準々決勝では第9シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)を6-3 6-2 6-7(5) 7-5で、準決勝では第3シードのナダルを3-6 6-3 7-6(4) 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 4度目のグランドスラム準決勝を初めて突破して決勝にたどり着いた22歳のチチパスは、悲願を『ビッグ3』のひとりに阻まれた。今季のクレーコートシーズンでのチチパスはここまでに5大会でプレーして3度決勝に進出し、マスターズ初制覇を果たした4月のモンテカルロ(ATP1000)と5月のリヨン(ATP250)でタイトルを獲得していた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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