タイトル防衛を目指すジョコビッチが第1シード、フェデラーは第7シード [ウインブルドン]

写真は2019年ウインブルドン男子シングルス表彰式でのノバク・ジョコビッチ(セルビア/左)とロジャー・フェデラー(スイス)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)のシードが発表され、世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が男子シングルスの第1シードとしてタイトル防衛を目指すことになった。

 大会の組み合わせ抽選は金曜日に行われる予定で、本戦は月曜日からスタートする。

 オールイングランド・クラブで男子の最多記録である8タイトルを保持する世界8位のロジャー・フェデラー(スイス)は、同3位のラファエル・ナダル(スペイン)が欠場するため第7シードとなった。フレンチ・オープンでのナダルは、準決勝でジョコビッチに敗れていた。

 第2シードは世界2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)で、ステファノス・チチパス(ギリシャ)とドミニク・ティーム(オーストリア)がそれに続く。最近不振を自認しているティームは、手首の痛みを理由に今週開催されているマヨルカの大会で棄権していた。

 ジョコビッチはロラン・ギャロスで19回目のグランドスラム制覇を果たし、あとひとつで男子の最多記録を持つフェデラーとナダルに追いつくところまで漕ぎつけた。

 フェデラーは今年の初頭、2度の右膝手術から復帰していく中でウインブルドンにピークを持ってくことを目指して調子を築いていくつもりだと話していた。しかし39歳のフェデラーは最高の調子には至っておらず、フレンチ・オープンでは厳しい3回戦を戦ったあと体力的問題を理由に棄権し、先週のハレではキャリアで初めて準々決勝進出を逃していた。

 2019年ウインブルドン決勝で2度マッチポイント握ったフェデラーは9度目のウインブルドン優勝にほとんど手が届くほど迫ったが、最終的に第5セットのタイブレークでジョコビッチに敗れた。それはジョコビッチにとって、ウインブルドンで5勝目となるタイトルだった。

 2020年のウインブルドンは新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となったが、大会が行われなかったのは第二次世界大戦以来のことだった。(C)AP(テニスマガジン)

男子シングルス|シード選手

1 ノバク・ジョコビッチ(セルビア)
2 ダニール・メドベージェフ(ロシア)
3 ステファノス・チチパス(ギリシャ)
4 ドミニク・ティーム(オーストリア)

5 アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)
6 アンドレイ・ルブレフ(ロシア)
7 ロジャー・フェデラー(スイス)
8 マッテオ・ベレッティーニ(イタリア)

9 ロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)
10 ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)
11 デニス・シャポバロフ(カナダ)
12 パブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)

13 キャスパー・ルード(ノルウェー)
14 ガエル・モンフィス(フランス)
15 ホベルト・ホルカシュ(ポーランド)
16 アレックス・デミノー(オーストラリア)

17 フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)
18 クリスチャン・ガリン(チリ)
19 グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)
20 ヤニク・シナー(イタリア)

21 アスラン・カラツェフ(ロシア)
22 ユーゴ・アンベール(フランス)
23 ダニエル・エバンズ(イギリス)
24 ロレンツォ・ソネゴ(イタリア)

25 ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)
26 カレン・ハチャノフ(ロシア)
27 ファビオ・フォニーニ(イタリア)
28 ライリー・オペルカ(アメリカ)

29 ジョン・イズナー(アメリカ)
30 キャメロン・ノリー(イギリス)
31 アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)
32 テイラー・フリッツ(アメリカ)

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写真◎Getty Images

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