ナダルがアブダビのエキシビションマッチで約4ヵ月ぶりの実戦復帰もマレーに敗れる

写真は2021年オーストラリアン・オープンでのラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 やや錆びついたラファエル・ナダル(スペイン)が金曜日にアラブ首長国連邦・アブダビのエキシビションマッチで約4ヵ月ぶりの試合を戦い、アンディ・マレー(イギリス)にストレートで敗れた。

 グランドスラム大会を20回制した実績を持つナダルは慢性的な足のケガに苦しめられ、今季の終盤にツアーからの離脱を余儀なくされた。彼はワシントンDCでロイド・ハリス(南アフリカ)に敗れた8月初頭を最後に公式戦でプレーしておらず、ウインブルドン、東京オリンピック、USオープンを欠場した。

 新シーズン開幕前の恒例となっている「ムバダラ・ワールド・テニス選手権」(アラブ首長国連邦・アブダビ/12月16~18日/ハードコート)で実戦に復帰した世界ランク6位のナダルはマレーに3-6 5-7で敗れ、3位決定戦でデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦することになった。

 1月17日に開幕する2022年オーストラリアン・オープンに向けて、35歳のナダルは新シーズンの最初にメルボルンで開催される大会に出場することを計画している。

 木曜日にオーストラリアン・オープンの展望について尋ねられたナダルは、「僕にとってかなり難しくなることはわかっている」と答えた。

 アブダビでの2試合とメルボルンでの前哨戦でプレーする予定ではあるが、「オーストラリアン・オープンのようなタフで要求の高い大会に臨むというのに、その前に競争力が高いところでプレーする時間がそれほど多くない」とナダルは語った。

「でも大事なことはいつも同じで、それは健康でいることなんだ。もし体の状態さえよければ僕は進み続け、自分の目標に向けて戦うための情熱を今も心の中に持っているよ」

 ナダルはロジャー・フェデラー(スイス)とノバク・ジョコビッチ(セルビア)とともに、グランドスラム大会獲得タイトル数「20」で男子の最多記録を分かち合っている。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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