躍進中の18歳ルーネが第5シードのガリンを倒して初戦突破 [セルビア・オープン]

写真は18歳のオルガ・ルーネ(デンマーク)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「セルビア・オープン」(ATP250/セルビア・ベオグラード/4月18~24日/賞金総額59万7900ユーロ/クレーコート)の男子シングルス1回戦で、18歳のオルガ・ルーネ(デンマーク)が第5シードのクリスチャン・ガリン(チリ)を6-3 6-1で倒す番狂わせをやってのけた。

 予選勝者として臨んだモンテカルロ・オープン1回戦でアスラン・カラツェフ(ロシア)に勝ち、キャスパー・ルード(ノルウェー)に対しても互角の戦いを見せたルーネは今、いい波に乗っている。

 ルーネは次のラウンドで、地元選手のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)と日本のダニエル太郎(エイブル)の勝者と対戦する。予選第2シードのダニエルは同日、第5シードのリアム・ブローディ(イギリス)を6-1 6-3で下して本戦入りを決めていた。火曜日に行われるダニエルの1回戦は、センターコートの最終試合に組まれている。

 第6シードのファビオ・フォニーニ(イタリア)はマルコ・チェッキナート(イタリア)との同胞対決を6-7(5) 6-2 6-2で制し、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したミカエル・ククシュキン(カザフスタン)を7-6(4) 4-6 6-3で破って勝ち上がったアルヤズ・ベデネ(スロベニア)との2回戦に駒を進めた。

 フォニーニは第1セット5-4リードから自分のサービスゲームを迎えながらブレークバックを許し、もつれ込んだタイブレークでは5-4から2本のダブルフォールトとバックハンドのリターンミスでセットを落としたが、残る2セットを問題なく取って勝利をおさめた。

 勝利後のオンコートインタビューで、セットを落としたあとフルセットの戦いの中でどう落ち着きと集中力を保ったか尋ねられたフォニーニは「素晴らしい選手で友人である選手と対戦するのは常に難しい。3セットになったことについては何も言うことはない。もし僕が第1セットの終わりでそうだったように愚かでなければ2セットで終わっていたかもしれないが、それがテニスだ。いいことは、クレイジーな第1セットを落としても最終的に勝てたということだ」と仏頂面のまま答えた。

 このところいい成績を挙げている22歳のミオミル・キツマノビッチ(セルビア)は第7シードでこの地元大会に出場しており、ベテランのリシャール・ガスケ(フランス)を6-0 6-3で退け初戦を突破した。

 キツマノビッチは2回戦で、約10ヵ月ぶりのATPツアー復帰戦に臨むドミニク・ティーム(オーストリア)とジョン・ミルマン(オーストラリア)の勝者と顔を合わせる。

 ティームは手首のケガで昨年6月から戦線を離脱しており、3月にスペイン・マルベーリャで開催されたツアー下部のチャレンジャー大会に出場したが、そこでは初戦で敗退していた。ティームの復帰戦は、火曜日に予定されている。

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写真◎Getty Images

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