「5分泣いたらもう大丈夫」ローマでの敗戦を乗り越えて絶好調のカサキナが4回戦進出 [フレンチ・オープン]

フレンチ・オープン3回戦でシェルビー・ロジャース(アメリカ)に6-3 6-2で勝利のダリア・カサキナ(ロシア)(Gettey Images)


 今年2つ目のグランドスラム大会「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦5月22日~6月5日/クレーコート)の女子シングルス3回戦で、第20シードのダリア・カサキナ(ロシア)がシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)に6-3 6-2で勝利した。

「とてもうれしいし、グランドスラム大会の2週目は本当に久しぶり! 3回戦には何度もいったけど、しばらくそこを突破できずにいた。この勝利は重要なもの」

次の相手となるカミラ・ジョルジ(イタリア)はアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を相手に4-6 6-1 6-0で勝ったのに驚いた?

「試合はあまり観ていないけど、スコアには正直驚いた。何が起きたのかわからない。カミラは物凄くアグレッシブなタイプで昨年はモントリオールで優勝している。強い相手だと思う」

2年前にリヨンで対戦しているが、そのときの印象は?

「彼女の強打に対して私のディフェンスが機能していた。でもすべての試合は異なるから、明日はまた違ったものになるはず。今日は勝利を喜びたい」 

ローマでの準決勝敗退からここまでうまく持ち直したように見える。

「そこまで難しいものではなかった。試合のあと5分間泣いたら、もう大丈夫だった。翌日には試合に負けたショックは消えていた。こんな風に対処できたことにとても満足している。普段ならマッチポイントがあったのに逆転負けをすると、数日は引きずっちゃうから。でも、今回はそうならず、こうして成長できたことに喜んでいる」

グランドスラム大会の3回戦を突破できた要因は? 2018年以来のことになる。

「全体的にプレーのレベルを上げられたこと。今大会は3試合ともストレート勝ちだけど、以前はよくフルセットにもつれていた。体力的にもメンタル面でも凄くきつかった。今回はエネルギーをセーブして勝つことができている。メンタルでも楽な気がする。すべての要素がうまく噛み合っていると思う。完璧な準備ができても、1回戦でたまたま物凄く強い選手と当たって負けてしまうこともあるから。ここまで運もあってうまくいっているから、それが今後も続けばいいな」

今夜はフリーなはずだが、チャンピオンズリーグ決勝に興味はある?

「まったくない。リバプールは応援していない。試合は観に行かない(※熱狂的なバルセロナファンである)」

以前トップ10入りしたこともあったけど、そのあとは苦戦していた。不調を抜け出した要因は?

「それは教えられないわ(笑)。日々努力を重ねて、徐々によりよいプレーができてきた。過去は忘れて未来を見ないといけない。当時はメンタル面できつかったし、プレッシャーに耐えられなかった。今はメンタルコーチと多くの時間を掛けて、取り組んでいる。凄く時間がかかったけど、努力が報われてうれしい」

ウインブルドンに出場できないこと、ポイントを獲得できないことは気になっている?

「もう気にしていない。数週間前にそのニュースが出てきて、もうこの状況には慣れた。プレーできないけど、もう受け入れられた。そして先に進みたい。それに、今はロラン・ギャロスで勝ち進んでいるから、そのことに集中したい」 

3回戦までで落としたゲームが全選手の中で一番少ない。イガ・シフィオンテク(ポーランド)よりもいい成績だ。

「一番重要なのはメンタルとフィジカル両方のエネルギーを持続させること。そうすれば、試合のスコアは重要でなくなる。最終セット7-6で勝つのは体力的にも精神的にもきつい。このような厳しい試合をできるだけ避けるのは、グランドスラムに限らず、どんな大会でも重要なこと。ここまで体力を温存できてることに満足している」

多くのトップ選手が敗退しており、大きなチャンスだと思う?

「それは勝ち上がっている選手みんなに言えること。どの選手にも勝つチャンスがあると思う」

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写真◎Getty Images

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