キリオスが世界219位との初戦にフルセットの辛勝 [ウインブルドン]

写真はニック・キリオス(オーストラリア)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の男子シングルス1回戦で、ニック・キリオス(オーストラリア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した世界ランク219位のポール・ジャブ(イギリス)に3-6 6-1 7-5 6-7(3) 7-5で競り勝った。試合時間は3時間5分。

 ウインブルドンに2年連続8度目の出場となる27歳のキリオスは、初参戦だった2014年のベスト8がこれまでの最高成績。2年ぶりに開催された昨年は、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)に対する3回戦を第2セット終了後に腹筋のケガで棄権していた。グラスコートの前哨戦3大会でプレーしたキリオスは、6勝2敗の戦績で今大会を迎えている。

 キリオスは次のラウンドで、第26シードのフィリップ・クライノビッチ(セルビア)とイリ・レヘカ(チェコ)の勝者と対戦する。

 そのほかの試合では第19シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第29シードのジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)、クリスチャン・ガリン(チリ)、バンジャマン・ボンジ(フランス)、アレックス・モルチャン(スロバキア)、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)、マルコス・ギロン(アメリカ)、リシャール・ガスケ(フランス)、予選勝者のジャック・ソック(アメリカ)、ラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)のユーゴ・グルニエ(フランス)が2回戦に駒を進めた。

 第28シードのホルガ・ルーネ(デンマーク)はギロンに3-6 5-7 4-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、LLはラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)

男子シングルス1回戦|主な試合結果

○66クリスチャン・ガリン(チリ)6-3 7-5 6-4 ●65エリアス・イーメル(スウェーデン)[LL]

○68ユーゴ・グルニエ(フランス)[LL] 6-3 7-6(0) 6-7(5) 2-6 6-4 ●67マルク アンドレア・ヒュスラー(スイス)[Q]

○70バンジャマン・ボンジ(フランス)6-3 6-3 6-1 ●69ズデネク・コラーシュ(チェコ)[LL]

○72ジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)[29] 6-3 6-2 6-3 ●71ミカエル・ククシュキン(カザフスタン)[Q]

-----

○73アレックス・デミノー(オーストラリア)[19] 6-1 6-3 7-5 ●74ウーゴ・デリエン(ボリビア)

○92ニック・キリオス(オーストラリア)3-6 6-1 7-5 6-7(3) 7-5 ●91ポール・ジャブ(イギリス)[WC]

○100ジャック・ソック(アメリカ)[Q] 7-6(6) 6-4 6-4 ●99ベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)[Q]

○106マルコス・ギロン(アメリカ)6-3 7-5 6-4 ●105ホルガ・ルーネ(デンマーク)[24]

-----

○108アレックス・モルチャン(スロバキア)4-6 6-4 6-4 6-1 ●107ペドロ・マルチネス(スペイン)

○114マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)6-4 6-4 7-6(3) ●113ヌーノ・ボルヘス(ポルトガル)[LL]

○116リシャール・ガスケ(フランス)7-6(7) 6-2 4-6 4-6 6-3 ●115ジョアン・ソウザ(ポルトガル)

○126リカルダス・ベランキス(リトアニア)6-4 7-5 6-3 ●125サム・クエリー(アメリカ)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles