世界5位サカーリは初の3回戦突破ならず、2児の母マリアが殊勲の勝利 [ウインブルドン]

写真はマリア・サカーリ(ギリシャ)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月27日~7月10日/グラスコート)の女子シングルス3回戦で、第5シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)がタチアナ・マリア(ドイツ)に3-6 5-7で敗れる番狂わせが起きた。試合時間は1時間31分。

 ウインブルドンに2年連続6度目の出場となった26歳のサカーリは、2017年と19年の3回戦進出がここまでの最高成績。2年ぶりに開催された昨年は、2回戦でシェルビー・ロジャーズ(アメリカ)に5-7 4-6で敗れていた。

 ツアー初優勝を2018年6月にグラスコートのマヨルカ(WTAインターナショナル)で飾ったマリアは今年4月にボゴタ(WTA250/クレーコート)で2勝目を挙げ、今世紀で初となるツアー大会のシングルスでタイトルを獲得した2児の母となった。

 34歳にして初のグランドスラム16強入りを決めたマリアは次のラウンドで、イリア カメリア・ベグ(ルーマニア)を3-6 6-1 6-1で破って勝ち上がった第12シードのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)と対戦する。

 そのほかの試合では第24シードのエリース・メルテンス(ベルギー)が第15シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)を6-4 7-5で、カロリーヌ・ガルシア(フランス)が第33シードのジャン・シューアイ(中国)を7-6(3) 7-6(5)で、マリー・ブーズコバ(チェコ)は第28シードのアリソン・リスク アムリトラジ(アメリカ)を6-2 6-3で倒してそれぞれ16強入りを決めた。ガルシアとブーズコバは、4回戦で顔を合わせる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

女子シングルス3回戦|主な試合結果

○66マリー・ブーズコバ(チェコ)6-2 6-3 ●72アリソン・リスク アムリトラジ(アメリカ)[28]

○77カロリーヌ・ガルシア(フランス)7-6(3) 7-6(5) ●73ジャン・シューアイ(中国)[33]

○88エリース・メルテンス(ベルギー)[24] 6-4 7-5 ●81アンジェリック・ケルバー(ドイツ)[15]

○102タチアナ・マリア(ドイツ)6-3 7-5 ●97マリア・サカーリ(ギリシャ)[5]

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写真◎Getty Images

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