グランドスラム優勝経験者同士の1回戦は大接戦の末にマレーがワウリンカに勝利 [ウェスタン&サザン・オープン]

写真はアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(ATP1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月14~21日/賞金総額697万1275ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦でともにグランドスラム大会優勝経験者のアンディ・マレー(イギリス)とスタン・ワウリンカ(スイス)が対戦し、大接戦の末に7-6(3) 5-7 7-5でマレー勝利を掴んだ。

 試合を通して声を出して自分を叱咤しながら持ち前の闘志を見せ続けた元世界ランク1位のマレーはワウリンカが繰り出してくるパワフルなショットを拾いまくり、要所でアグレッシブなストロークも叩き込んだ。終盤には双方がトレーナーを呼んで治療を受けながらの戦いになったが、第3セット5-5からマレーがフォアハンドのリターンエースを決めてブレークすると続くサービング・フォー・ザ・マッチでやや苦しみながらも4つ目のマッチポイントをものして試合に終止符を打った。

「肉体的に疲れている。ワシントンDCのときと同じく試合中に何度か脚にケイレンが起きたのから、それを克服するひつようがある」とマレーは試合後にコメントした。

「少し攻め込んで、ネットでポイントを仕留めようとした。あまり成功しなかったけど、そこに意図はあったんだ。そして相手のセカンドサーブに対して攻撃的にリターンした。最後のゲームでは勝ち抜けるためにとにかくファイトしたよ」

 追い込みながらも敗れたワウリンカは、2021年オーストラリアン・オープン以来となるハードコートでの勝利を目指していた。

 出だしから厳しいドローを引き当てたマレーは2回戦で、19歳のホルガ・ルーネ(デンマーク)を7-6(5) 4-6 6-4で破って勝ち上がった同胞で第9シードのキャメロン・ノリー(イギリス)と顔を合わせる。

「彼は左利きだし、彼のプレーはスタンとは大きく違っている。彼のバックハンドはフラットで、フォアハンドには重いトップスピンがかかっている。彼とは一緒に練習したりしてコートで少し時間をともにしたことがあるから、僕にとって多くの驚きはないだろうね」とマレーは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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