ラドゥカヌが大会デビュー戦でセレナに勝利「彼女とコートを分かち合えたことを光栄に思う」 [ウェスタン&サザン・オープン]

写真はエマ・ラドゥカヌ(イギリス/右)とセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「ウェスタン&サザン・オープン」(WTA1000/アメリカ・オハイオ州シンシナティ/8月15~21日/賞金総額252万7250ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第10シードのエマ・ラドゥカヌ(イギリス)がセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)との新旧USオープン優勝者同士の対決を6-4 6-0で制した。

 試合を通して高い集中力を見せた19歳のラドゥカヌは第1セットで1本しかアンフォーストエラーを犯さず、ウィナー数こそ8対11でセレナに及ばなかったものの重要なポイントをきっちり取って4-1から相手の巻き返しを受けながらも耐え抜いた。第2セットで凡ミスがまったくない会心のテニスで勝利に向けて突き進んだラドゥカヌは、試合全体でウィナー14本を決めてアンフォーストエラーをわずか1本に抑えた。

 USオープン後の引退を示唆していた40歳のセレナはこの日、リズムを掴めずに苦労していた。ケガにより長期離脱を強いられていた彼女にとって、これは今季4試合目に過ぎなかった。

「私たちは皆、セレナと彼女の驚くべきキャリアに敬意を払う必要があると思うわ。私は彼女と対戦する経験に恵まれたこと、私たちのキャリアが交わったことに感謝している」とラドゥカヌは試合後のオンコートインタビューで語った。

「彼女が成し遂げたすべてが、人々にインスピレーションを与えた。彼女とコートを分かち合えたことを本当に光栄に思うわ」

 ラドゥカヌは2回戦で、前日に勝ち上がりを決めていたビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦する。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles