オジェ アリアシムが新世界ナンバーワンのアルカラスを倒してカナダを勝利へ牽引「僕にとってもチームにとっても大きな勝利」 [デビスカップ・ファイナルズ]

写真はエース対決で勝利してフランク・ダンシェビッチ監督(左)と喜びを分かち合うフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」グループステージ(イタリア・ボローニャ、スペイン・バレンシア、ドイツ・ハンブルク、イギリス・グラスゴー/9月13~18日/室内ハードコート)の大会4日目に行われたグループBの「スペイン対カナダ」のエース対決で、フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)がATPランキング史上最年少で世界ナンバーワンになったばかりのカルロス・アルカラス(スペイン)を6-7(3) 6-4 6-2で倒す殊勲の勝利を挙げた。

「これは僕にとってもチームにとっても大きな勝利だ。何しろカルロスは新しい世界ナンバーワンなんだからね。でも彼は大きな努力をつぎ込んだから、大西洋を渡ってデビスカップを戦うためここに駆け付けたことに敬意を払わなければならない」とオジェ アリアシムは試合後に相手を思いやる配慮を見せた。

「試合終盤の第3セットで、僕は自分のほうがいいプレーをしていることを示して見せたと思う。僕は全力を尽くした」

 日曜日にUSオープンで優勝して世界ランク1位となったアルカラスは、その疲労にもかかわらず母国のためにデビスカップの任務に駆け付けていた。
 
 オジェ アリアシムはその勢いに乗ってバセック・ポスピショル(カナダ)と組んだダブルスでもマルセル・グラノイェルス/ペドロ・マルチネス(スペイン)に4-6 6-4 7-5で競り勝ち、カナダを2勝1敗の勝利に導いた。

 第3セット4-5から3ゲームを連取してダブルスでの勝利をもぎ取ったあと、オジェ アリアシムは「クレイジーだ。どうやってやってのけたのかわからない。何本か素晴らしいリターンを返し、最後の3ゲームは驚くべきレベルでプレーした。僕らはゾーン(極度の集中力を保ち何もかもうまくできる精神状態)に入っていた。それが違いを生んだんだ」と話し、喜びを爆発させた。

 第1試合ではロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)がポスピショルを3-6 6-3 6-3で倒し、スペインが先勝していた。

 今年のファイナルズは16ヵ国が4チームによる4グループに別れてグループステージ(総当たり戦)を戦い、各グループの上位2チームが11月の決勝トーナメント(スペイン・マラガ/11月22~27日/室内ハードコート)に進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

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写真◎Getty Images

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