伝統の男女混合国別対抗戦「ホップマンカップ」が2023年にニースで復活
国際テニス連盟(ITF)が火曜日に公式サイトを更新し、一旦消滅して「ユナイテッドカップ」に置き換えらたかのように思われていた男女混合国別対抗戦「ホップマンカップ」を2023年から再開すると発表した。
オーストラリアが生んだ名選手であり名コーチでもあったハリー・ホップマン氏の名前が大会名に刻まれており、1989年から2019年までオーストラリア・西オーストラリア州パースでオーストラリアン・オープンの準備期間に当たる12月末から年を跨いで行われていた同大会は2020年のATPカップ創設により時期が重なる国別対抗戦ということで休止を余儀なくされていた。
当時のITFは完全消滅ではなく時期を変えての復活はあり得ると言及しながら大会を2019年に一旦終了させていたが、プレスリリースによれば2023年大会は7月19から23日にかけてフランス・ニースのクレーコートで開催されることになる。
大会運営を担当するのはスペイン・カタルーニャ州バルセロナに本社を置く国際的なスポーツマネージメント会社『TENNIUM』で、ITFと同社は2023年から2027年までの5年契約で合意した。
ホップマンカップには過去にジョン・マッケンロー(アメリカ)、ボリス・ベッカー(ドイツ)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)、シュテフィ・グラフ(ドイツ)、マルチナ・ヒンギス(スイス)、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)などのスーパースターが出場しており、日本代表としては伊達公子、杉山愛、大坂なおみ(フリー)、松岡修造、杉田祐一(三菱電機)らがプレーした。
大会のフォーマットはこれまでと同じく男女1名ずつのチームが男子シングルス、女子シングルス、ミックスダブルスの3種目を戦う構成で、2023年と24年は6チームで争い、2025年からは8チームの参加が予定されている。開催国のフランスは、ホスト国として出場が保証される。
「テニスシーズンのハイライトのひとつであるホップマンカップが2023年に戻ってくることにワクワクしています。ユニークな男女混合チーム戦であるホップマンカップは常にテニスファンの心の中に特別な場所を占めてきました。ニースのファンは世界トップレベルの男女のプレーヤーが同じコートに立つ様子を目にする機会を満喫することでしょう」とITFのデビッド・ハガティ会長はコメントした。
写真◎Getty Images
Pick up
-
2024-04-22
予約開始『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)5月3日発売!テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Related
Pick up
-
2024-04-22
予約開始『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)5月3日発売!テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)2月5日発売
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2023-06-13
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ テニス』(宮尾英俊著)好評発売中!
『ライバルに差をつけろ!自主練習シリーズ』のバレーボール、バ
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
-
2023-04-03
『テニスの心理学~“心”技体を鍛えてメンタルタフになれ!』(佐藤雅幸著)
Tennis Magazine extraシリーズの最新刊『
Ranking of articles
-
2024-04-21
ルードが2大会連続決勝進出、相手は前週敗れたチチパス「明日はキャリア最大のタイトルを目指す」 [バルセロナ・オープン]
-
2024-04-15
トップシードを守った内田海智が2021年10月以来のITFツアー9勝目 [M15キロタ]
-
2024-04-13
2024年最初の国内ジュニア全国大会は鈴木琉斗(神奈川/慶應義塾高校)と上村睦実(愛知/名古屋LTC)が優勝 [MUFGジュニア2024]
-
2024-04-14
18歳の石井さやかがITFツアー初優勝、プロ転向後の初タイトルを獲得 [W35富士薬品セイムス ウィメンズカップ]
-
2024-04-17
2022年フレンチ・オープン以来となるクレーコート大会参戦の大坂なおみは初戦敗退 [WTAルーアン]