ハチャノフがコルダの途中棄権でグランドスラム2大会連続4強入り [オーストラリアン・オープン]

写真は試合後に握手を交わすカレン・ハチャノフ(ロシア/右)とセバスチャン・コルダ(アメリカ)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝で、第18シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)が第29シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ)の途中棄権でベスト4に進出した。

 タイブレークの末に第1セットを落としたコルダは第2セット3-2後のチェジエンドでトレーナーを呼び、右手首の治療を受けて試合を再開した。そこから4ゲームを連続で落として2セットダウンとされたコルダは、第3セット0-3となった時点で試合続行を断念した。試合時間は1時間50分。

 グランドスラム大会でハチャノフがこのラウンドを突破したのは、昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に続いてキャリア2度目となる。同ラウンドでの戦績は、2勝2敗となった。

 全豪に8年連続出場(2016年の予選敗退含む)となる26歳のハチャノフは、4度の3回戦進出(2019~22年)がこれまでの最高成績だった。第28シードとして臨んだ昨年は、3回戦でラファエル・ナダル(スペイン)に3-6 2-6 6-3 1-6で敗れていた。

 この結果でハチャノフは、コルダとの対戦成績を2勝2敗のタイに追いついた。グランドスラム大会では初対決だった2021年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)の4回戦で顔を合わせ、ハチャノフが3-6 6-4 6-3 5-7 10-8で勝っていた。

 今大会でのハチャノフは1回戦でベルナベ・サパタ ミラージェス(スペイン)を7-6(3) 6-2 6-0で、2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のジェイソン・クブラー(オーストラリア)を6-4 5-7 6-4 6-2で、3回戦で第16シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ)を6-3 6-4 3-6 7-6(9)で、4回戦では第31シードの西岡良仁(ミキハウス)を6-0 6-0 7-6(4)で破って8強入りを決めていた。

 ハチャノフは準決勝で、第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と21歳のイリ・ラフェチュカ(チェコ)の勝者と対戦する。

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写真◎Getty Images

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