上地結衣が単複ともに決勝進出 [オーストラリアン・オープン車いすの部]

写真は2021年オーストラリアン・オープンでの上地結衣(三井住友銀行)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の車いす女子シングルス準決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)が第4シードのジェシカ・グリフィオン(オランダ)を6-2 6-1で下して3年ぶりの優勝に王手をかけた。試合時間は59分。

 全豪に10年連続出場となる28歳の上地は、2017年と20年にタイトルを獲得。昨年はアニーク・ファンクォト(オランダ)に5-7 5-7で苦杯を喫し、初出場だった2012年以来の初戦敗退に終わっていた。

 今大会での上地は1回戦でルーシー・シューカー(イギリス)を6-0 6-0で、準々決勝ではダナ・マシューソン(アメリカ)を6-0 6-2で破って4強入りを決めていた。

 上地は決勝で、日本の田中愛美(長谷工コーポレーション)を6-0 6-0で破って勝ち上がった第1シードのディーダ・デ グロート(オランダ)と対戦する。

 ダブルス決勝は、デ グロート/アニーク・ファンクォト(オランダ)と上地/ジュ・ジェンジェン(中国)のシード対決となった。第1シードのデ グロート/ファンクォトがマシューソン/シューカーを6-2 6-1で下し、第2シードの上地/ジュはクオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)/田中を6-2 7-5で退けた。

 車いすテニスは今年から規模が拡大し、男女シングルス各16ドロー&男女ダブルス各8ドローで争われる。

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位

大会11日目◎試合結果|車いすの部

車いす女子シングルス準決勝

○1ディーダ・デ グロート(オランダ)[1] 6-0 6-0 ●7田中愛美(日本/長谷工コーポレーション)

○16上地結衣(日本/三井住友銀行)[2] 6-2 6-1 ●12ジェシカ・グリフィオン(オランダ)[4]

車いす女子ダブルス準決勝

○1ディーダ・デ グロート/アニーク・ファンクォト(オランダ)[1] 6-2 6-1 ●4ダナ・マシューソン/ルーシー・シューカー(アメリカ/イギリス)

○8上地結衣/ジュ・ジェンジェン(三井住友銀行/中国)[2] 6-2 7-5 ●6クオザード・モンジェーヌ/田中愛美(南アフリカ/長谷工コーポレーション)

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写真◎Getty Images

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