青山修子/柴原瑛菜はタイトルに届かず、クレイチコバ/シニアコバがグランドスラム大会マッチ24連勝で2連覇を達成 [オーストラリアン・オープン]

左から女子ダブルスで2連覇を達成したバーボラ・クレイチコバ(チェコ)、カテリーナ・シニアコバ(チェコ)、準優勝の柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)、青山修子(近藤乳業)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月16~29日/ハードコート)の女子ダブルス決勝で第10シードの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)は第1シードのバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(ともにチェコ)に3-6 4-6で敗れ、クレイチコバ/シニアコバがタイトル防衛に成功してグランドスラム7勝目を挙げた。試合時間は1時間29分。

 2021年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で初戦敗退を喫してからグランドスラム大会で負けなしのクレイチコバ/シニアコバは昨年の全豪から続いている連勝を「24」に伸ばし、クレイチコバが新型コロナウイルス(COVID-19)に感染したため欠場したフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)を除いて4大会連続優勝を飾った。

 昨シーズンのクレイチコバ/シニアコバは唯一欠けていたUSオープンを制し、女子ダブルスで主要タイトル(四大大会+オリンピック+ツアーファイナル)を総なめにする『スーパースラム』を達成していた。

 前年の全豪で4強入りした柴原と青山のコンビは、今季3度目のダブルス出場。前哨戦では2週続けてWTA500のアデレード(ハードコート)でプレーし、1勝2敗の戦績で今大会を迎えていた。

 2021年シーズンの青山/柴原は4月のマイアミ(WTA1000/ハードコート)を含むWTAツアー5勝を挙げ、11月には「WTAファイナルズ」(メキシコ・グアダラハラ/ハードコート)にデビューして予選ラウンドを突破するなどキャリア最高のシーズンを送った。

 今大会での青山/柴原は1回戦でマグダ・リネッテ(ポーランド)/ワン・シユ(中国)を7-5 3-6 6-3で、2回戦でナディヤ・キッチュノック(ウクライナ)/キンバリー・ジマーマン(ベルギー)を6-2 6-2で、3回戦でアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)/エレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を6-2 7-6(7)で、準々決勝でキャロライン・ドラハイド(アメリカ)/アンナ・カリンスカヤ(ロシア)を6-3 6-3で、準決勝では第2シードのココ・ガウフ/ジェシカ・ペグラ(ともにアメリカ)を6-2 7-6(7)で破って決勝進出を決めていた。

 日本人ペアがグランドスラム大会の同種目で決勝に進出したのは2018年フレンチ・オープンでの穂積絵莉(日本住宅ローン)/二宮真琴(エディオン)以来で2組目だったが、またもタイトルには届かなかった。穂積/二宮が敗れたのは、この日と同じクレイチコバ/シニアコバだった。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles