ラドゥカヌが50日以上ぶりの復帰戦に勝利「しつこく食らいつくことができてよかった」 [WTAインディアンウェルズ]

写真はエマ・ラドゥカヌ(イギリス)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日8~19日/賞金総額880万ドル/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、50日以上も戦列から離れていたエマ・ラドゥカヌ(イギリス)がダンカ・コビニッチ(モンテネグロ)を6-2 6-3で退け復帰戦を勝利で飾った。

 手首のケガで2022年シーズンを早めに終えていたラドゥカヌは再発の噂とは裏腹に、この試合では特に問題を抱えているようには見えなかった。出だしに躓き0-2とリードされたラドゥカヌはそこから6ゲームを連取して第1セットを連取し、第2セットも0-2から巻き返して4ゲームを連取すると4-3から最後の8ポイントを連取して1時間21分で勝利を決めた。

「私にとっていい試合になったわ。ダンカは厳しい相手だから厳しい戦いになると予想してこの試合に臨んだけど、勝ち抜くことができてよかった」と今季3大会目に臨んでいるラドゥカヌは試合後のオンコートインタビューで語った。

 1月のオークランドで左足首を痛めたあとオーストラリアン・オープンではココ・ガウフ(アメリカ)に対する2回戦で敗れていたラドゥカヌは、体調不良を理由に前週のオースティンと同大会のチャリティイベントへの参加を取り消していた。

「先にブレークダウンするともちろん難しいけど、とにかく目の前のポイントだけに集中して取り組むだけだった。しつこく食らいつくことができてよかったわ」とラドゥカヌは試合を振り返った。

 2021年USオープン優勝者のラドゥカヌは次のラウンドで、第20シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 31歳のリネッテは3勝を挙げた年頭の男女混合国別対抗戦「ユナイテッドカップ」を皮切りに、オーストラリアン・オープンで準決勝に進出するなど今季はこれまでになくいい成績を挙げている。

「彼女はここまで素晴らしいシーズンを送っている。結果がそれを証明しているし、以前に対戦したソウルではかなりフィジカルな戦いだったから彼女の実力はわかっているつもりよ。ここでもう1試合プレーできるのはうれしいし、次の試合を楽しみにしているわ」とラドゥカヌは次戦を見据えた。

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写真◎Getty Images

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