クビトバがルバキナの『サンシャイン・ダブル』を阻止してツアー30勝目&WTA1000大会で9度目の優勝、トップ10返り咲きも確定 [マイアミ・オープン]

写真はツアー30勝目&WTA1000大会で9度目の優勝を飾ったペトラ・クビトバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦「マイアミ・オープン」(WTA1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月21日~4月2日/賞金総額880万ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第15シードのペトラ・クビトバ(チェコ)が第10シードのエレーナ・ルバキナ(カザフスタン)を7-6(14) 6-2で下して今季初優勝を飾った。

 4-4からサービスダウンを喫したルバキナは直後にブレークバックしたが、一進一退で白熱した長いタイブレークで5度目のセットポイントをものにしたクビトバが67分で第1セットを先取した。これで勢いに乗ったクビトバは3-0とリードを広げ、最後にもう一度相手のサービスゲームを破って1時間42分で勝利を決めた。

 33歳のクビトバがツアー大会でタイトルを獲得したのは昨年6月のイーストボーン(WTA500/グラスコート)以来で30回目に到達し、決勝での戦績は30勝11敗となった。2011年&14年ウインヴルドン優勝者のクビトバがWTA1000レベルの大会でプレーしたのは99回目だったが、9度目の栄冠に輝いた。

 この勝利によりクビトバは、大会後に更新される世界ランクで2021年9月以来となるトップ10返り咲きを確定させた。

 ふたりはこれが3度目の対戦だったが、クビトバが2勝1敗と勝ち越した。今季は1月にアデレード(WTA500/ハードコート)の1回戦で顔を合わせ、クビトバが6-3 7-5で勝っていた。

 今大会でのクビトバは初戦となった2回戦で18歳のリンダ・ノスコバ(チェコ)を6-3 6-0で、3回戦で第22シードのドナ・ベキッチ(クロアチア)を6-4 7-6(3)で、4回戦で予選勝者のバルバラ・グラチェワ(ロシア)を7-5 7-6(5)で、準々決勝で第18シードのエカテリーナ・アレクサンドロワ(ロシア)を6-4 3-6 6-3で、準決勝ではソラナ・シルステア(ルーマニア)を7-5 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 前週のインディアンウェルズ(WTA1000/ハードコート)で世界トップ2のイガ・シフィオンテク(ポーランド)とアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を倒して昨年のウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)に次ぐビッグタイトルを獲得したルバキナは女子では史上5人目となる『サンシャイン・ダブル(インディアンウェルズとマイアミの連続優勝)』を目指していたが、キャリア最長の連勝は「13」でストップした。

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写真◎Getty Images

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