地元イギリス期待のラドゥカヌを倒したスンが予選から快進撃でグランドスラム8強の舞台へ [ウインブルドン]

写真はルル・スン(ニュージーランド)(Getty Images)


 今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦7月1~14日/グラスコート)の女子シングルス4回戦でルル・スン(ニュージーランド)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した2021年USオープン優勝者のエマ・ラドゥカヌ(イギリス)を6-2 5-7 6-2で倒し、予選から快進撃でグランドスラム8強の舞台へ駆け上がった。試合時間は2時間50分。

 3大会連続4度目のグランドスラム参戦となる24歳のスンは、1月のオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)に続いて予選3試合を勝ち抜き2度目の本戦入り。ウインブルドン初挑戦だった2022年は、予選決勝で日本の本玉真唯(安藤証券)に7-6(9) 2-6 3-6で敗れていた。

 両者は今回が初顔合わせ。中国人の母とクロアチア人の父の間にニュージーランドで生まれた23歳のスンは5歳の頃からスイスで育ち、テキサス大学オースティン校に進学してプレーした国際的な経歴を持っている。ジュニア時代からスイス国籍でプレーしていたスンは、今年4月の時点でニュージーランド国籍に変更した。

 今大会でのスンは1回戦で第8シードのジェン・チンウェン(中国)を4-6 6-2 6-4で、2回戦で同じくアメリカのカレッジテニスを経験した予選勝者のユリア・スタロドゥブツェワ(ウクライナ)を4-6 6-3 6-2で、3回戦ではジュ・リン(中国)を7-6(4) 7-6(6)で破って16強入りを決めていた。

 スンは次のラウンドで、ドナ・ベキッチ(クロアチア)と対戦する。ベキッチは4回戦で、元世界ランク2位のパウラ・バドーサ(スペイン)を6-2 1-6 6-4で下して勝ち上がった。

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写真◎Getty Images

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