今季限りで引退のティームにアーサー・アッシュ人道賞
男子プロテニス協会(ATP)が火曜日に公式サイトを更新し、ATPアワードのアーサー・アッシュ人道賞に現役最後のシーズンを送ったドミニク・ティーム(オーストリア)が選ばれたと発表した。
ATPアワードのステファン・エドバーグ・スポーツマンシップ賞にもノミネートされている31歳のティームは10月のウィーン(ATP500/室内ハードコート)を最後に現役生活に終止符を打ったが、引退後は持続可能なプロジェクトに多くの時間を費やす計画を述べていたことが受賞理由のひとつになった。
2012年にプロ入りしたティームはツアー通算17勝(シングルスのみ)を挙げ、世界ランク自己最高シングルス3位&ダブルス67位をマークした。グランドスラム大会では合計4度(2018&19年全仏、2020年全豪、2020年全米)決勝に進出し、2020年USオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で悲願の初優勝を飾った。
しかしキャリア最大のタイトルを獲得した約9ヵ月後、2021年6月にマヨルカ(ATP250/グラスコート)で手首を負傷して長期離脱を余儀なくされたティームは翌年3月に復帰したが本来の力を取り戻すことができなかった。
写真◎Getty Images
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