チチパスがゴファンを倒して今季初タイトルに王手、決勝の相手はククシュキン [オープン13プロバンス]

ATPツアー公式戦の「オープン13プロバンス」(ATP250/フランス・マルセイユ/2月18~24日/賞金総額74万4010ユーロ/室内ハードコート)のシングルス準決勝で、第1シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)が第3シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を7-6(1) 6-2で倒し、決勝に進出した。

 今年最初のタイトルを目指しているチチパスは、決勝でミカエル・ククシュキン(カザフスタン)と対戦する。31歳のククシュキンは、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したユーゴ・アンベール(フランス)を6-4 6-4で下した。

 20歳のチチパスは、躍進の過程でロジャー・フェデラー(スイス)を破って1月のオーストラリアン・オープンでベスト4に進出した際に、2007年以降でもっとも若いグランドスラム大会セミファイナリストとなった。

「タイトルを獲るということには、大きな意味がある」とチチパスは語った。彼のこれ以前の唯一のタイトルは、昨年のストックホルムにおける室内ハードコートでのものだ。

「タイトルが自然にやってくることはない。それらをつかむために、身を粉にして働かなければならないんだ」

 一方、アンベールは9本のサービスエースを決めながら自分のサービスゲームを3度ブレークされ、 ククシュキンのほうは1度しかサービスゲームを落とさなかった。

 ククシュキンはこの日の勝利でキャリア4度目となるツアー決勝に進出したが、彼が決勝で勝ったのは1度だけで、それは9年前のサンクトペテルブル(ATP250/室内ハードコート)でのことだった。

「これは僕のキャリアにおける大舞台だ」と世界ランク50位のククシュキンはコメントした。

「僕は非常に難しい相手と対戦することになる。優勝候補は彼のほうだ」

 両者はツアー本戦では、これが2度目の対戦となる。昨年2月にドバイ(ATP500/ハードコート)の1回戦で対戦したときには、チチパスがフルセットで勝っていた。(C)AP(テニスマガジン)

※写真はオーストラリアン・オープンでのステファノス・チチパス(ギリシャ)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 24: Stefanos Tsitsipas of Greece plays a backhand in his Men's Semi Final match against Rafael Nadal of Spain during day 11 of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 24, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Cameron Spencer/Getty Images)

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