元優勝国のセルビア、ドイツ、ロシアなどが新生デビスカップの決勝大会へ [デビスカップ・ファイナルズ予選]
男子テニスの国別対抗戦、「デビスカップ」ファイナルズ予選(2月1、2日)が終了し、11月にマドリッドで開催される決勝大会に進出する12チームが決定した。
セルビアはウズベキスタンの猛追を振りきり、改革されたデビスカップ決勝大会行きの切符を手に入れた。
2010年チャンピオンのセルビアは、ドゥサン・ラヨビッチとフィリップ・クライノビッチのストレート勝利で初日に2勝0敗のリードを奪い、すべてをコントロール下に置いているように見えていた。
しかしウズベキスタンはそこから2勝2敗に追いつき、サンジャル・ファイジエフは勝負を決める第5試合で第1セットを奪った。しかしながら、クライノビッチが続く2セットを取り、最終的にセルビアをファイナルズに送り出した。
ドイツ、ロシア、オーストラリアは、やはりマドリッドでの決勝大会に駒を進めた他の元優勝国だ。
今週の予選をクリアした12ヵ国は、すでに出場権を獲得している6チームに合流することになる。その6ヵ国は、前年度覇者のクロアチアと準優勝のフランス、ベスト4のアメリカとスペイン、そしてワイルドカード(主催者推薦枠)のイギリスとアルゼンチンだ。
ファイナルズでは18ヵ国が3チームによる6グループに別れて総当たり戦を行い、各グループの1位と、2位にの中でもっとも成績のいい2チームが決勝トーナメントに進出する。
ドイツはハンガリーを5勝0敗で倒し、世界ランク3位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)はふたつのシングルスで1セットも落とさなかった。
カレン・ハチャノフ(ロシア)はヘンリー・ラクソネン(スイス)に6-7(2) 7-6(6) 6-4で逆転勝ちし、スコアを覆し得ない3勝1敗としてスイスの挽回劇を終わらせた。それに先立ち、ロジャー・フェデラーとスタン・ワウリンカなしで戦っていたスイスは、15歳のジェローム・キム(スイス)をラクソネンと組ませ、ダブルスで1勝を挙げることに成功していた。
レイトン・ヒューイットが監督を務めるオーストラリアは、ボスニア・ヘルツェゴビナに対して4つのストレート勝ちをおさめる過程で5人の選手すべてを起用した。
一方、優勝経験7度のスウェーデンはコロンビアに0勝4敗で敗れたばかりか、1セットも取ることができないままファイナルズ進出を逃した。
チリは1勝2敗の劣勢を覆し、オーストリアを3勝2敗で倒した。クリスチャン・ガリン(チリ)が最終試合で、ドミニク・ティーム(オーストリア)の代役としてプレーした19歳でデビスカップ初出場のユーリ・ロディオノフ(オーストリア)を6-2 6-1で下したのだ。
カナダもまた1勝2敗の劣勢から追い上げ、ブラチスラバでスロバキアを倒した。
デニス・シャポバロフ(カナダ)がマルティン・クーリザン(スロバキア)を7-6(4) 6-4で下し、フェリックス ・オジェ アリアシム(カナダ)はノルベルト・ゴンボス(スロバキア)を6-3 6-4で退けてスコアを逆転させた。シャポバロフとデ杯デビューだったオジェ アリアシムは、カナダの5試合のすべてをふたりで請け負った。
ロビン・ハッサ(オランダ)は敵地のオストラバでオランダがチェコを3勝1敗で下した中、シングルス2試合に勝ち、ジャン ジュリアン・ロジェ(オランダ)と組んでダブルスでも勝利をおさめた。
また、ベルギーもブラジルで3勝1敗の勝利をつかんだ。カザフスタンはポルトガルを3勝1敗で破り、イタリアはインドを3勝1敗で下した。日本は中国に3勝2敗で競り勝ち、これでファイナルズに進む12チームが出揃った。(C)AP(テニスマガジン)
※写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)
FRANKFURT AM MAIN, GERMANY - FEBRUARY 02: Alexander Zverev of Germany celebrates victory after the double match between Tim Puetz and Jan-Lennard Struff of Germany and Gabor Borsos and Peter Nagy of Hungary on day two in the Davis Cup qualifiers round 2019 between Germany and Hungary at Fraport Arena on February 02, 2019 in Frankfurt am Main, Germany. (Photo by Alexander Hassenstein/Bongarts/Getty Images)
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