ジョコビッチがナダルとの頂上決戦を制し、新記録となる7度目の全豪制覇 [オーストラリアン・オープン]

 今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月14~27日/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)との頂上決戦を6-3 6-2 6-3で制し、グランドスラム3大会連続制覇を成し遂げた。試合時間は2時間4分。

 ジョコビッチのグランドスラムでのタイトル獲得は、昨年のUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)に続く通算15勝目。これはピート・サンプラス(アメリカ)を抜いて歴代3位の記録となる。

 全豪に15年連続出場となった31歳のジョコビッチは、新記録となる7度目(2008年、11~13年、15~16年、19年)の栄冠に輝いた。昨年は4回戦で、チョン・ヒョン(韓国)に6-7(4) 5-7 6-7(3)で敗れていた。

 この結果でジョコビッチは、ナダルとの対戦成績を28勝25敗とした。全豪では2012年の決勝で対戦し、ジョコビッチが5-7 6-4 6-2 6-7(5) 7-5で勝っていた。5時間53分の死闘は、グランドスラム決勝における史上最長試合となっている。

 今大会でのジョコビッチは、1回戦で予選勝者のミッチェル・クルーガー(アメリカ)を6-3 6-2 6-2で、2回戦でジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を6-3 7-5 6-4で、3回戦で第25シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)を6-3 6-4 4-6 6-0で、4回戦で第15シードのダニール・メドべデフ(ロシア)を6-4 6-7(5) 6-2 6-3で下し、準々決勝は第8シードの錦織圭(日清食品)の第2セット途中棄権で勝ち上がり、準決勝では第28シードのルカ・プイユ(フランス)を6-0 6-2 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 グランドスラムで17勝を挙げているナダルは全豪だけは1度しか優勝しておらず、4大大会を2回以上制する「ダブルグランドスラム」の達成に王手をかけていた。

※写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 27: Novak Djokovic of Serbia celebrates after winning championship point in his Men's Singles Final match against Rafael Nadal of Spain during day 14 of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 27, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Scott Barbour/Getty Images)

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