大坂なおみがクビトバを倒してグランドスラム2大会連続制覇、世界ナンバーワンへ [オーストラリアン・オープン]

 今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月14~27日/ハードコート)の女子シングルス決勝で、第4シードの大坂なおみ(日清食品)が第8シードのペトラ・クビトバ(チェコ)を7-6(2) 5-7 6-4で倒し、グランドスラム2大会連続制覇の偉業を達成した。試合時間は2時間27分。

 この結果で大坂はグランドスラム2勝目を挙げるとともに、シングルスではアジア勢史上初の世界ナンバーワンの座を確定させた。敗れたクビトバは、2015年6月以来となる自己最高の2位に浮上することになる。

 全豪に4年連続出場となった大坂は、昨年の大会で初めてグランドスラムの3回戦を突破。続く4回戦では、シモナ・ハレプ(ルーマニア)に3-6 2-6で敗れていた。

 両者は今回が初対戦。2011年と14年にウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)を制している28歳のクビトバは、ここまで1セットも落とさずに勝ち上がっていた。

 前哨戦のシドニー(WTAプレミア/ハードコート)を制していたクビトバは、ここまで続いていた連勝が「11」でストップした。

 今大会での大坂は、1回戦でマグダ・リネッテ(ポーランド)を6-4 6-2で、2回戦でタマラ・ジダンセク(スロベニア)を6-2 6-4で、3回戦で第28シードのシェイ・スーウェイ(台湾)を5-7 6-4 6-1で、4回戦で第13シードのアナスタシア・セバストワ(ラトビア)を4-6 6-3 6-4で、準々決勝で第6シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)を6-4 6-1で、準決勝では第7シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)を6-2 4-6 6-4で破って決勝進出を決めていた。

 2018年シーズンの大坂は、3月にインディアンウェルズ(WTAプレミア・マンダトリー/ハードコート)でツアー初優勝を果たし、9月にはUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)で日本テニス史上初めてシングルスでグランドスラムのタイトルを獲得した。

 全米でグランドスラム初優勝を果たした選手が続く全豪を制したのは、同種目では史上初の快挙となる。

※写真は大坂なおみ(日清食品)
MELBOURNE, AUSTRALIA - JANUARY 26: Naomi Osaka of Japan celebrates after winning championship point in her Women's Singles Final match against Petra Kvitova of Czech Republic during day 13 of the 2019 Australian Open at Melbourne Park on January 26, 2019 in Melbourne, Australia. (Photo by Michael Dodge/Getty Images)

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