男子団体は東海がノーシードから優勝 [第4回全国私立中学校テニス選手権]

「平成29年 全国私立中学校テニス選手権(第4回)」(兵庫県神戸市・神戸総合運動公園/12月26日~28日/砂入り人工芝)の2日目は男子団体準決勝、決勝が行われ、ノーシードの東海(東海/愛知)がAシードの浪速(近畿/大阪)を2-0で下して優勝を決めた。

浪速の松田/永山ペアは積極的にコミュニケーションをとりながら戦うが、相手の勢いを止められず

 東海のキャプテン緒方俊太郎はD1で小川響希と組み、決勝まで3戦全勝。いつも勝利でチームに勢いをもたらしてきた。決勝の立ち上がりは2-2まで一進一退の攻防が続いたが、そこから4ゲーム連取で一気に勝負を決めた。

「自分たちのダブルスは勝たなければいけない試合が多く、特に決勝のプレッシャーはすごかった。ダブルスで自分が前衛で積極的に動いてポイントを取ることを課題にしていたけど、それを今大会はできたと思う」と緒方は大会を振り返った。

多彩なショットが光った浪速の小嶋

 センターコートでD1と同時に行われたシングルスは、東海の白木幹人が鋭いスピンの効いた左利きのフォアハンドで相手を追い込むのに対し、浪速の小嶋修史はフラット気味のショットにスライスなどを織り交ぜながら、対抗する展開となる。

 強打だけでなく、絶妙なタッチのドロップボレーなどでポイントを重ねた白木が6-4で振りきり、D1、Sの2連勝で東海に優勝をもたらした。

トップスピンのかかったフォアに繊細なショットも交える東海の白木

男子団体決勝

1浪速(近畿/大阪)[A] 0-2 12東海(東海/愛知)

D1 ●松田稔生①/永山寛基① 2-6 ○小川響希②/緒方俊太郎②
S ●小嶋修史② 4-6 ○白木幹人②
D2 羽田 峻也②/向井晃太② 打ち切り 吉村 啓②/早川慶志②

試合後に健闘を称え合う東海と浪速

テニスマガジン/編集部◎池田 晋

試合方法◎トーナメント方式の団体戦で、ダブルス2試合+シングルス1試合の合計3試合(試合順D1→S1→D2)で争われる。全試合 1セットマッチ。コンソレーションも開催。

※トップ写真は決勝のD1を制して笑顔がこぼれる東海の小川と緒方

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