二宮真琴がプロ野球CSファイナル第1戦「広島対DeNA」の始球式で夢叶える

 今年のウインブルドン女子ダブルスで初のグランドスラム4強入りを果たした二宮真琴(橋本総業ホールディングス)は、広島県出身の大の広島カープファン。そんな二宮が、18日から広島のマツダスタジアムで始まったプロ野球セ・リーグ、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ第1戦「広島東洋カープ対 横浜DeNAベイスターズ」戦の始球式を行った。

 背番号〈5〉と〈MAKOTO〉の名前が入ったユニフォームを着てマウンドに上がった二宮は、場内アナウンスでプロフィールが紹介されると、緊張した面持ちで肩をぐるぐる回す。そして、一礼してからセットポジションへ。一呼吸おいて投げた一球は、キャッチャーまでダイレクトに届かなかったものの、真っ直ぐのスピードあるボールで、スタジアムからは大歓声と大きな拍手が沸き起こった。 

プロテニスプレーヤーの実力と強心臓を見せた二宮(写真◎小山真司)

 始球式を終えた二宮に感想と広島カープへの思いを聞いた。

Q 始球式で投げることになった経緯を教えてください。

二宮「私は昔から始球式に出たいと言っていて、ウインブルドンのご褒美として、私のコーチや広島の友達が、どうにか球団の方に繋げてくださり、投げさせてもらえることになりました」

Q 背番号「5」のユニフォームについて。

二宮「記念にユニフォームを作っていただけるということで、私の好きな番号、5番で作っていただきました」

Q 投げてどんな気持ちでしたか?

二宮「緊張しましたが、たくさんのカープファンの中で投げられて、とっても幸せで楽しかったです! カープの試合で始球式をするという私のひとつの夢が叶いました。これからもずっとカープを応援し続けます。そして、テニスの夢も叶えられるように、努力し続けます」

Q とても素晴らしいフォームで投げて、さすがプロテニスプレーヤーというところを見せることができたのではありませんか? ご自身の評価は?

二宮「ワンバウンドしてしまったのが悔しいですが、真っ直ぐ投げられたのはよかったです。もっと体を使ってよい球を投げられるように(サービスにつながるように)また練習します」

Q カープのどういうところが好きですか?

二宮「常に攻める姿勢が大好きです。日本一になるまで攻め続けてほしいです」

投げ終えるとにっこり、うれしそう!(写真◎小山真司)

Q 始球式後の第1戦をご覧になった感想を聞かせてください。

二宮「日本一に向けての大事な1試合目。なかなかヒットも出なかった中、少しのチャンスで点を入れたことが降雨コールド勝ちにつながってうれしいです」(※3-0で広島の勝利、5回降雨コールドゲーム)

Q ウインブルドン・センターコートとマツダスタジアム。どちらも大きな場所ですね。雰囲気を含めどう感じましたか? 

二宮「やっぱりマツダスタジアムのほうが大きいし、お客さんもいっぱいでした。どちらも外から見ると大きいなぁと感じますが、中に立ってみると、お、意外と大したことないなと感じました(笑)」

Q 今後の予定を教えてください。

二宮「来週から11月末まで試合に出続ける予定です。日本の試合は、11月の安藤証券オープン(東京・有明)とダンロップ・スリクソン・ワールドチャレンジ(愛知・豊田)に出場します」

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

タグ:

Pick up

Ranking of articles