ストリコバがリバリコバを下してキャリアふたつ目のタイトルを獲得 [オーバーエスターライヒ・レディース・リンツ]

「オーバーエスターライヒ・レディース・リンツ」(WTAインターナショナル/オーストリア・リンツ/10月9~15日/賞金総額25万ドル/室内ハードコート)のシングルス決勝で、第2シードのバーボラ・ストリコバ(チェコ)が第1シードのマグダレナ・リバリコバ(スロバキア)を6-4 6-1で下し、優勝を果たした。

写真は北京の大会でのバーボラ・ストリコバ
BEIJING, CHINA - OCTOBER 05: Barbora Strycova of the Czech Republic in action against Daria Gavrilova of Australia during the Women's singles 3rd round on day six of 2017 China Open at the China National Tennis Centre on October 5, 2017 in Beijing, China. (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

 この勝利でストリコバは、シングルスでの2番目のWTAタイトルを求めての、6年の待ち時間をついに終わらせた。

 世界26位のストリコバは、20のダブルス・タイトルを獲っていたが、シングルス優勝は2011年ケベックシティでの初タイトル以来のことだった。彼女はこれで、シングルス決勝での成績を2勝6敗に向上させた。

 ストリコバは、元世界7位のバルバラ・シェット(オーストリア)が見守る中、オーストリアン・インドアのトロフィを掲げた。シェットは、2003年にストリコバがプロのキャリアを始めたときに、彼女を助けた人物だった。

「私の師匠にお礼を言いたいわ。当時の私は17歳で、彼女は私の助言者だった。彼女はまだプレーしていたのよ」と、今や31歳のストリコバは試合後に言った。「そして私たちは今また、ここに一緒に立っている。これは私にとって、本当に特別なことだわ」。

 ストリコバは、試合の最初のゲームでリバリコバのサービスゲームをブレークし、そのリードを守る形で第1セットを取った。

 リバリコバが右腿の故障に苦しんでいるように見える中、ストリコバは第2セットでさらに3度のブレークを果たし、あっと言う間に5-0とリードを奪った。ストリコバは続くゲームでこの試合で初めて自分のサービスゲームを落としたが、リバリコバのサービスゲームで得た最初のマッチポイントをものにし、直ちにブレークすることで勝利を決めたのだった。

 今年ウインブルドン準決勝で、最終的にチャンピオンとなったガルビネ・ムグルッサ(スペイン)に敗れていた28位のリバリコバは、2013年以来、キャリア通算では5度目となるタイトル獲得を狙っていた。彼女は今、ストリコバとの対戦成績で、1勝4敗と差を広げられることになった。彼女はストリコバを、10年前の初対戦の際に1度だけ破っていた。(C)AP(テニスマガジン)

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