ガルシアが武漢に続いて2週連続優勝、世界1位確定のハレプを倒す [チャイナ・オープン]

 中国・北京で開催された「チャイナ・オープン」(WTAプレミア・マンダトリー/9月30日~10月8日/賞金総額702万7063ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝で、カロリーヌ・ガルシア(フランス)が、週明けに世界1位となるシモナ・ハレプ(ルーマニア)を6-4 7-6 (3)で破り、2週連続でのWTAタイトルを獲得した。

前週の武漢に続いて2週連続でタイトル獲得を果たしたカロリーヌ・ガルシア
BEIJING, CHINA - OCTOBER 08: Caroline Garcia of France celebrates after winning the Women's Singles finals match against Simona Halep of Romania on day nine of the 2017 China Open at the China National Tennis Centre on October 8, 2017 in Beijing, China. (Photo by Zhe Ji/Getty Images)

 これ以前の2対戦でハレプに敗れていた世界15位のガルシアは、この勝利で月曜に更新される世界ランクで、キャリア初のトップ10デビューを遂げることになる。

「彼女は驚くべきテニスをプレーした」とハレプはガルシアについてコメントした。「彼女は勝つに値したわ。今日は彼女の方が、より優れたプレーヤーだった」。

 月曜の新ランキングで初めて世界1位になるハレプにとって、その地位を優勝で裏付けることができなかったという意味で、この敗戦は特に失望を誘うものだった。彼女は前日に行われた準決勝で全仏オープン・チャンピオンのエレナ・オスタペンコ(ラトビア)に勝ったことにより、世界ナンバーワンの座を確実にしていた。

 ガルシアに対するハレプの最良の挽回チャンスは、第2セット3-3からつかんだ9つのブレークポイントのどれをもものにできなかったときに、終わりを遂げた。

「間違いなく、(あそこでブレークされていたら)第2セットの形勢は変わっていたでしょうね」とガルシアは振り返った。「あのゲームは間違いなく、非常に重要だったわ」。

 第2セットのタイブレークでガルシアは4-1とリードを奪い、ハレプのサーブだった6-3からの最初のマッチポイントで勝利をものにした。ハレプのフォアがネットにかかった瞬間、ガルシアはコートに膝をつき、勝利を祝った。

 前週の武漢オープンで今季初タイトルを掴んでいたガルシアは、現在マッチ11連勝を謳歌している。自己ベストである11連勝を記録したのは、彼女にとって2度目のことだ。

「驚くべき2週間だったわ」とガルシアは言った。「本当にあっという間に過ぎた」。

 ガルシアは、第3シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)に対するフルセットの戦いとなった準々決勝で、1本のマッチポイントを凌いだ末に勝ち上がりを決めていた。(C)AP(テニスマガジン)

シングルス決勝で対戦したシモナ・ハレプ(左)とカロリーヌ・ガルシア(右)
BEIJING, CHINA - OCTOBER 08: Caroline Garcia of France is congratulated by Simona Halep of Romania after winning the Women's Singles finals match against on day nine of the 2017 China Open at the China National Tennis Centre on October 8, 2017 in Beijing, China. (Photo by Lintao Zhang/Getty Images)

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