上地結衣がウインブルドン女王のデ グロートを下して3年ぶりの優勝 [USオープン・車いすの部]

「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月28日~9月10日/ハードコート)の車いすの部の女子シングルス決勝で、第1シードの上地結衣(エイベックス)が7月のウインブルドンを制した第2シードのディーダ・デ グロート(オランダ)を7-5 6-2で破り、3年ぶりの優勝を果たした。試合時間は1時間11分。

 この結果で上地は、デ グロートとの対戦成績を11勝2敗とした。前週のセントルイス(ITFスーパーシリーズ/ハードコート)では決勝で対戦し、上地が5-7 6-3 7-6(12)で勝っていた。上地は1月のオーストラリアン・オープン、6月のフレンチ・オープンに続き、今季のグランドスラムのシングルスで3勝目を挙げた。

 今大会での上地は、1回戦でダブルスパートナーでもあったルーシー・シューカー(イギリス)を6-1 6-0で、準決勝ではアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-4 2-6 6-2で下して勝ち上がっていた。

 20歳のデ グロートはマジョレーン・バイス(オランダ)とのペアで第1シードとして出場したダブルスでは、ダナ・マシューソン(アメリカ)/ファンクォトを破ってタイトルを獲得したが、単複2冠はならなかった。

 車いすテニスは男女シングルス8ドロー、男女ダブルス4ドローで争われる。

 昨年は9月にリオデジャネイロ・パラリンピックが開催されたため、車いすの部は行われなかった。

(テニスマガジン/Tennis Magazine)

※写真は「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク)の車いすの部の女子シングルスで3年ぶりの優勝を果たした上地結衣(右)と準優勝のディーダ・デ グロート(左)

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