こちらテニマガ編集部、シンガポールの“超巨大庭園”から

今日も編集部S&カメラマンMはWTAファイナルのデイ・セッションが始まるまでの間、街を散策です。試合観戦と観光をセットで楽しめるのは、WTAファイナル・シンガポールの大きな魅力のひとつですね。

数あるシンガポールの観光スポットでもオススメのひとつがこちら。マリーナベイから徒歩圏内にある「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」。植物園なのですが、ただの植物園にとどまらぬ超巨大庭園です。

巨大なキノコのような建造物を何かで見たことがある人もいるでしょう。キノコの名前は「スーパーツリー・グローブ」。近くで見てもよくわからない建造物なのですが、近づけば近づくほどその存在感はとんでもないことになっていきます。

それがガーデン内に合計18本もあるのです。

スーパーツリー・グローブの間を結ぶ吊り橋からは、ガーデン全体からマリーナベイまでが一望できます。

が、完全な高所恐怖症である編集部Sは、足がすくむのをこらえながら、必死に足元だけを見つめて渡り切りました…。

「あいつ下ばっか向いとったけど、ホンマに味わったことのない、半端ないスケール感ですよ」(カメラマンM)

すみません…大事なところ見て(見られ)なくて…。


さらにガーデン内で見逃せないのは2つのドーム。

「フラワー・ドーム」世界中の高地の春を再現した植物園。サボテンからバオバブ、色鮮やかな大花壇まで、思わずのんびりじっくり見入ってしまいました。

そして、「クラウド・フォレスト」。霧と雲に覆われた高山を再現したアトラクション。入った途端に待ち受ける滝はその近さもあって大迫力。同行していたAさんは「宮崎アニメみたい」と言っていましたが、まさにそんな感じで幻想的なのです。

下から見上げても、山の周りを取り囲む「クラウド・ウォーク」を散策しても、ちょっとした冒険気分になれます。

が、「クラウド・ウォーク」では、完全な高所恐怖症である編集部Sは、足がすくむのを…以下略。

「植物園」と聞くと地味に響くかもしれませんが、「クラウド・フォレスト」の人工山&滝とスーパーツリー・グローブを間近に見た迫力はものすごいです。大人でも子供でも楽しめること請け合い。

試合開始が迫っていたため、少し駆け足での散策でしたが、できればもっとゆっくりのんびり見て回りたいスポットです。

……

…………ふう。ちょっと「ガーデンズ~」に興奮して、危うく観光日記で終わるところでした。

もちろんこっちが今日のメインイベント、WTAファイナルの4日目。祝日だった昨日とは違い、今日は普通の平日。もちろん満員とはいきませんが、それでも木曜日ということを考えればデイ・セッションからまずまずのお客さんの入り。

決勝のチケットはすでに完売となっているようで、シンガポールに移って1年目のWTAファイナルは早くも成功のうちに終わりそうな予感が漂います。


今日のシングルスはデイ・セッションでホワイトグループの2試合、ナイトセッションでレッドグループの1試合。

ホワイトグループでは初戦でマリア・シャラポワを3時間15分のフルセットで破ったカロライン・ウォズニアッキが好調をキープ。アグネツカ・ラドバンスカを7-5 6-3で下してグループ突破に大きく前進。

「ボールもよく追いかけられているし、サービスもいいし。それはいいことね」

一方のラドバンスカは、「今の彼女(ウォズニアッキ)はとてもソリッド。簡単なミスなんてしないし、一日中だって走り続けていられるんじゃない?」。

やっぱりニューヨーク・マラソン出場へ向けたトレーニングが、ウォズニアッキの勝因なのでしょうか?

続いてともに初戦を落とし、もう負けられないシャラポワとペトラ・クビトバは、クビトバが6-3 6-2で圧倒。

「(初戦で)アガ(ラドバンスカ)に負けて本当にがっかりしたし、疲れていた。だから今日は練習をせず、リラックスして、メンタル的にもちょっとクリーンになって臨むことができた」とクビトバ。

いつもなら負けても見せ場をつくるシャラポワですが、「彼女(クビトバ)のサービスゲームが本当によかった。速いってだけではなく、狙い所が本当によかった」とお手上げの様子でした。

レッドグループはひと足先に3対戦目がひとつ。ユージェニー・ブシャールはセレナ・ウイリアムズに1-6 1-6で敗れて3連敗。ただ、完敗のためか会見では意外にサバサバ。笑顔も見られました。


明日はラウンドロビン(予選リーグ)のラスト3試合。決勝トーナメント進出の4人が決まります。

ではまた明日!

(テニマガS&M)

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