ウクライナとのプレーオフ会場がブルボンビーンズドームに決定、無観客で開催 [ビリー ジーン・キング・カップ]

写真は2018年ワールドグループ2部プレーオフ「日本対イギリス」が行われたブルボンビーンズドーム(Getty Images)

新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大を受けて延期となっていた女子テニスの国別対抗戦「ビリー ジーン・キング・カップ(旧フェドカップ) by BNPパリバ」のプレーオフ「日本対ウクライナ」の会場が、ブルボンビーンズドーム(兵庫県三木市/室内ハードコート)に決定した。試合は2021年2月5日(金)と6日(土)の2日間で行われる予定となっており、無観客での開催となる。

 同大会がブルボンビーンズドームで開催されるのは2018年4月のワールドグループ2部プレーオフ以来で5度目となり、過去の戦績は4戦全勝となっている。

 日本は2月7日(金)と8日(土)に開催された予選ラウンド(スペイン・ムルシア/クレーコート)で、スペインに1勝3敗で敗退。ウクライナはヨーロッパ・アフリカ地区グループⅠ(2月5~8日/エストニア・タリン/室内ハードコート)のプールAを負けなしで首位通過し、昇格プレーオフでエストニア(プールB・2位)を2勝1敗で破ってプレーオフ進出を決めていた。

 ウクライナと日本は、今回が初対戦となる。

 ビリー ジーン・キング・カップは男子のデビスカップ(デ杯)と同様に、ITF(国際テニス連盟)が主催する女子テニスの国別対抗戦。2021年から採用される新フォーマットは12ヵ国が3チームによる4グループに別れて総当たり戦を行い、各グループの1位4チームが決勝トーナメントに進出して優勝チームを決定する。試合はベスト・オブ・3セットマッチで行われ、シングルス2試合とダブルス1試合で争われる。

 前年決勝進出のオーストラリアとフランス、開催国ハンガリー、チェコ(過去の実績が評価されワイルドカード獲得)の4ヵ国はすでに2021年4月にハンガリー・ブダペストで開催される予定のファイナルズへの出場権を得ており、予選ラウンドを勝ち上がった8ヵ国を加えた12チームで優勝を争う。

 16ヵ国がホーム&アウェー方式で争うプレーオフはベスト・オブ・3セットマッチで初日にシングルス2試合、2日目にシングルス2試合とダブルス1試合(先に3勝したチームの勝利)で行われる。各対戦に勝利した8ヵ国が翌年の予選ラウンド出場権を獲得し、敗れた8ヵ国はグループⅠに降格する。

※左が開催国、世界ランクは11月16日付

プレーオフ組み合わせ|2021年2月5、6日

ポーランド vs ブラジル

イギリス vs メキシコ

セルビア vs カナダ

ラトビア vs インド

日本 vs ウクライナ

ルーマニア vs イタリア

アルゼンチン vs カザフスタン

オランダ vs 中国

予選ラウンドでの日本代表メンバー

大坂なおみ(日清食品):シングルス3位/ダブルス--位
土居美咲(ミキハウス):シングルス82位/ダブルス80位
奈良くるみ(安藤証券):シングルス159位/ダブルス948位
柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス):シングルス533位/ダブルス23位
青山修子(近藤乳業):シングルス923位/ダブルス22位

監督◎土橋登志久

ヨーロッパ・アフリカ地区グループⅠでのウクライナ代表メンバー

エリナ・スビトリーナ:シングルス5位/ダブルス628位
デヤナ・イエストレムスカ:シングルス29位/ダブルス90位
マルタ・コスチュク:シングルス98位/ダブルス112位
カタリナ・ザワツカ:シングルス118位/ダブルス461位
レシヤ・ツレンコ:シングルス146位/ダブルス145位

監督◎ミカエル・フィリマ

ブルボンビーンズドーム開催のビリー ジーン・キング・カップ戦績

2018年ワールドグループ2部プレーオフ

日本 3-2 イギリス

2012年ワールドグループⅡ・1回戦

日本 5-0 スロベニア

2011年ワールドグループ2部プレーオフ

日本 4-0 アルゼンチン

2008年ワールドグループⅡ・1回戦

日本 4-1 クロアチア

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写真◎Getty Images

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