メドベージェフがジョコビッチを圧倒し、決勝トーナメント行きの切符を確保 [Nitto ATPファイナルズ]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)

男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(イギリス・ロンドン/11月15~22日/賞金総額570万ドル/室内ハードコート)の大会4日目のシングルスは、グループ東京1970のラウンドロビン(総当たり戦)第2戦が行われた。

 今大会に2度目の出場となるダニール・メドベージェフ(ロシア)は、昨年よりもATPファイナルズをずっと楽しんでいる。彼は世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-3 6-3で圧倒して2連勝を飾り、早くも決勝トーナメント行きの切符を確保した。

 ATPファイナルズを初めて体験した昨年はラウンドロビン3戦全敗だったメドベージェフだが、今やジョコビッチとのここ4対戦のうち3試合で勝者となっている。

 運命を決める金曜日の試合で2018年チャンピオンのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を倒せば、ジョコビッチはまだ準決勝に進むことができる。それはズベレフにとっても同じことだ。これに先立ち第5シードのズベレフは第8シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-3 4-6 6-3で倒して1勝目を挙げ、予選リーグ突破に望みを繋いでいだ。

 第1セット3-3から3度連続でブレークしたメドベージェフは、セットを先取したばかりか第2セットでいきなり3-0とリードを広げた。最初のブレークはロングゲームの最後のポイントで長いラリーの末にジョコビッチがフォアハンドをミスし、メドベージェフが最終的に3つ目のブレークポイントをものにした。

 そのあとジョコビッチはセットポイントでダブルフォールトを犯し、第2セットでは挽回劇を演じる気配すら見えなかった。メドベージェフは2-0で直面した唯一のブレークポイントをセーブし、そのあと最初のマッチポイントでフォアハンドのウィナーを決めて試合に終止符が打たれた。

「今日の彼は、ただ僕より上だった。それについては疑いの余地がない」とジョコビッチは相手を称えた。「僕のほうも、あまりいい試合をしていなかった。もっといい戦いができたはずだし、そうするべきだった。だけど高いレベルでプレーした彼の手柄だよ」。

 ラファエル・ナダル(スペイン)に第3セット5-1リードから巻き返された試合を含めて1勝もできなかった昨年と比べ、メドベージェフはO2アリーナでずっと心地よくプレーできているようだ。

「頭の中には常に疑念があるものだ。例えば次の年は去年のロンドンみたいになるんじゃないかとか、コートに出たら硬くなってしまって大きな舞台で何も見せられないんじゃないかとかね」とメドベージェフは語った。「でもそうじゃなかった。すでにグループ1位で勝ち上がれることが決まった。素晴らしいことだよ」。

 ロンドンでATPファイナルズが開催されるのは12年目の今年までとなっており、2021年から25年まではイタリア・トリノで行われることが決まっている。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images