「試合前に泣くこともある」とケニン [フレンチ・オープン]

今年最後のグランドスラム「フレンチ・オープン」(フランス・パリ/本戦9月27日~10月11日/クレーコート)の本戦5日目は、男女シングルス2回戦残り試合と男女ダブルス1回戦などが行われた。
 
 オーストラリアン・オープン優勝者のソフィア・ケニン(アメリカ)は、プロアスリートとしてのアップダウンを心にとめている。とはいえそれは、彼女がコートにいないときのことだ。

「試合前、私はかなり感情的になるの。ときには泣くこともあるわ」と第4シードのケニンは打ち明けた。彼女はこの日、世界ランク93位のアナ・ボグダン(ルーマニア)を3-6 6-3 6-2で倒して3回戦に進出した。

「幸いなことに、ここでは涙はないわ。ありがたいことよ」

フレンチ・オープン2020|トーナメント表

 しかしプレーを待っているときの彼女がナーバスになる一方で、ひとたび試合の核心に入って勝とうとするときにはまったく別の話になる。

「試合中の私は、感情を横に置いておくように努めているの。自分の感情について考えている時間はないわ。1ポイント1ポイントをプレーしなければならない」とケニンは語った。「そのあと、もし勝ったら幸せよ。もし負けたら…、きっと泣いちゃうわ。ここまでのところ、とてもいい感じよ」。

 ケニンは次のラウンドで、アリソン・バン ウィトバンク(ベルギー)の途中棄権で勝ち上がった予選勝者のイリナ・バラ(ルーマニア)と対戦する。(APライター◎ハワード・フェンドリック&ジェローム・パグマイア/構成◎テニスマガジン)

※写真はソフィア・ケニン(アメリカ)
PARIS, FRANCE - OCTOBER 01: Sofia Kenin of The United States of America plays a forehand during her Women's Singles second round match against Ana Bogdan of Romania on day five of the 2020 French Open at Roland Garros on October 01, 2020 in Paris, France. (Photo by Julian Finney/Getty Images)

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